11月8日(日)東京・ディファ有明で開催されるM-1MC『M-1 FAIRTEXムエタイチャレンジ2009 Yod Nak Suu vol.4』にて、トライジャック・シットジョームトライ(タイ)とムエタイ対決を行うノーンオー。日本で行った試合はいずれも日本人をKO、圧倒的な強さを誇示したルンピニースタジアムの三冠王は、そのトップクラスのテクニックでトライジャックの強打を封じることが出来るか!?
ノーンオー・シットオー(タイ)
“ムエタイの生ける伝説”センチャイとライバル関係にあるルンピニースタジアムの三冠王。このクラスで立ち技世界最高峰に位置すると言っても過言ではない。速くダイナミックなフェイントから繰り出されるとミドルキックと圧倒的な首相撲の強さを武器とする。 |
■前回は負けてしまったが、今回は間違いなく私が勝つ
ーー3度目の来日(1度目は2008年8月3日で奥山光次に3RKO勝ち、2度目は今年1月18日で末廣智明に1R58秒でKO勝ち)となりますが、今回来日された感想は?
「日本に来るのは3回目になりますが、今回も一生懸命に闘いたいと思います」
ーー対戦するトライジャック選手の印象をお願いします。
「2〜3年前に1回試合をやったことがあるので、相手の長所は分かっています。前回は負けてしまいましたが、今回の試合はちゃんと研究してきたから問題ありません」
ーーでは、今回がリベンジマッチになりますね。
「今回は間違いなく私が勝ちたいと思っています」
ーー最も自信のある技は何でしょう?
「ミドルキック、前蹴りです。私のスタイルはムエタイのクラシック(伝統的)スタイル。何でも出来ます」
ーー日本のファンにどういう試合を見せたいと思っていますか?
「自分が持っている全ての技術を日本のファンにお見せしたいと思っています」
ーー日本のファンはKO狙いのアグレッシブな試合を好みますが、そういう試合をするつもりはありますか?
「トライジャックが1Rからパンチで倒しに来るのは分かっています。だから私も負けないように1Rからミドルキック、前蹴り、ヒザ蹴りを使って倒されないように頑張ります」
ーータイと日本では試合をする時の気持ちは変わりますか?
「私はタイでは有名な選手ですが、日本のファンは私のことをまだよく知らないと思います。だから、タイと同じくらい日本でも有名になりたいと思っているので、自分の技術を全て見せたいです」
■日本人選手ともいつでも誰とでも闘います
ーー試合が終わった後で、行きたいところはありますか?
「東京のことはあまり知らないので、連れて行ってくれるならどこへでも行きたいです」
ーー日本で試合をするのは好きですか?
「好きです。タイの雰囲気とは全然違うので、また違った良さがあります。それに試合が終わったら観光も出来ますからね(笑)」
ーー今回はタイ人同士での試合となりましたが、日本人であなたに挑戦したいという選手がいたら闘ってもいいと思っていますか?
「いつでも誰とでも闘います。いるなら言ってください。必ずやります」
ーー日本人で知っているキックボクサーはいますか?
「いえ、知りません」
ーーリングネーム(ノーンオー)はどういう意味なんですか?
「これは私のニックネームです。オーが本名の一部、ノーンは自分より年下の子を呼ぶ時に付ける“〜ちゃん”を意味するので、“オーちゃん”ということになります」
ーーノーンオー選手はムエタイの超一流選手の証であるファイトマネーが1試合10万バーツ(約28万円)以上の選手ですが、これまでのファイトマネーの最高額はいくらでしたか?
「平均15万バーツですが、ルンピニースタジアムとラジャダムナンスタジアムの対抗戦の時に闘った、ジョームトーン戦では25万バーツ(約68万円)でした」
ーー最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。
「日本人のムエタイファンの皆さん、それと日本にいるタイ人の皆さん、いっぱいこの試合を見に来てください。全力で闘う姿をお見せしたいと思っています」
(2009年11月6日、ウィラサクレック・フェアテックスジム幕張支部での記者会見にて収録)
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