7月5日(日)ゴールドジムサウス東京アネックスで行われたZST事務局「SWAT!27」でSWAT初勝利を手にした大迫。今回がSWAT2戦目となった大迫はGRABAKAジムの所属選手でありながら、普段はGRABAKAの選手のスケジュール管理や広報業務をこなすという“闘うマネージャー”だ。その大迫を試合後に直撃! 試合の感想と今後の目標を聞いた。
PROFILE 大迫元喜(おおさこ・げんき) GRABAKAジムに一般会員として入門。 プロ選手を目指す一方でGRABAKAのマネージャーとしても活躍。 今年、ZSTのアマチュア大会PRE-STAGEで優勝し、6月7日にSWAT!初参戦。 7月5日からスタートしたジェネシスライト級トーナメント2009では見事に1回戦を突破。 通算戦績:1勝1分 GRABAKAジム所属
| ■一般会員からいつの間にかマネージャーに!? ーー今日はSWAT!2戦目にして初勝利でした。まずは試合の感想からお願いします。
「一度、腕十字を取られてしまった場面があって、あそこはすごく反省しています。対戦相手の上田選手は寝技系の選手だと聞いていたんで、少し寝技にビビッていたのかもしれません。普段から寝技の強い選手たちとも練習させてもらっているので、決して寝技が苦手な訳ではないのですが、もう少し自信を持って寝技をやればよかったのかなと思いました」 ーー右フックが何度も当たり、かなり打撃でペースを掴んでいたように見えましたが、試合前から打撃中心で行こうと考えていたんですか?
「寝技系の相手だったので打撃は出していこうと思ってました。それに最初にいいパンチが入ったので、このまま打撃で行ってもいいかなと思いました」 ーー初めて勝利を手にした気分はいかがですか?
「いやあ〜うれしいです。やりたいことが出来なくて悔しい部分もありましたが、試合が終わった直後なんで今はうれしいですね(笑)」 ーーさて大迫選手と言えば普段はGRABAKAの所属選手の取材の調整や広報活動、選手の身の回りのサポートだったり、GRABAKAのマネージャーとしての仕事をされているんですよね?
「そうですね。もともとはプロの格闘家を目指して、一般の会員として月謝を払いながらGRABAKAに通っていました」 ーーどういう経緯でマネージャー業務を担当するようになったのですか?
「ずっと練習を続けていくうちに、GRABAKAのプロ練に参加させてもらうようになって、自然と選手のお手伝いをするようになったんです。そういう感じで何となくマネージャーっぽくなっていて(笑)。最終的には菊田(早苗)さんに『やってみるか?』と言われて、正式にマネージャーとして仕事をするようになりました」 ーー選手を目指していたにも関わらず、マネージャーという裏方に回ることに抵抗はなかったですか?
「それはなかったです。こういう仕事をさせてもらっているおかげで、一日中、格闘技と触れ合っていられますし、僕は環境的にもとても恵まれていると思いますよ。それにこうして選手としても試合に出させてもらっていて、最近はじわじわと結果も出るようになってきたので、大変な仕事ではありますが楽しくやっています」 ーー選手とマナージャー業務を両立させることは大変ではないですか?
「僕はもともと格闘技マニア……おたくなので大変だとは感じません。仕事のやりとりで色々な方々と接してやりとりする機会も多いのですが、苦に感じることなくやらせていただいてます」 ーー大迫選手は選手としてどんな目標を持っていますか?
「まだまだ僕はぺーぺーで、GRABAKAのメンバーと練習させてもらっていると言ってもやられてばかりです。でもその中で実力を付けて強くなって、選手としての自分をマネージャーとして売り込めるようになるのが目標です(笑)」 ーーそれは“戦うマネージャー”大迫選手らしい目標ですね。
「はい。ちなみにGRABAKAジムは随時入会者募集中ですので、格闘技に興味のある方はよろしくお願いします!」 ーー最後は見事なマネージャーっぷりを見せてくれましたね(笑)。今日はありがとございました。 (2009年7月5日、ZST事務局「SWAT!27」終了後、大会会場にて収録) |