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 8月23日(日)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局『DEEP 43 IMPACT』にて、三島☆ド根性ノ介の持つDEEPフェザー級王座に挑む大塚。中学生の時に初めて見に行った格闘技の試合が五味隆典VS三島の修斗タイトルマッチだったという若き挑戦者が、三島戦とDREAMでの夢を語る。

大塚隆史(おおつか・たかふみ)
1986年8月22日、千葉県出身
身長168cm
中学からブラジリアン柔術とレスリングを始め、
レスリングでインターハイに出場
中国大会60kg級準優勝、全国高校生グレコローマン選手権同級準優勝
日本体育大学時代には東日本学生秋季新人戦フリースタイル同級優勝
2006年6月11日、W-カプセルでプロデビュー
2007年5月19日からブラジルのFury FCに連続参戦
2008年10月23日からDEEP本戦出場を果たし、金原正徳に勝利
同年12月10日、DREAMに出場した昇侍にも勝利を収め
2009年3月8日、DREAMフェザー級GPに出場するも
ビビアーノ・フェルナンデスに敗れて1回戦敗退
通算戦績:9勝4敗1分
AACC所属

■五味VS三島のタイトルマッチをお客さんとして見ていた

ーータイトルマッチの経験は初めてですか?

「いえ、ブラジルの『Fury FC』で70kgのタイトルマッチをやったことがあります」

ーーとは言え、今回はタイトルマッチだということを意識していないそうですが。

「そうですね。僕はそんなにベルトが欲しいってわけではないので」

ーーそれよりも三島選手と対戦することの方が大事?

「強くて名前のある三島選手とやって、勝つことの方がベルトよりも大事だと思っています。ベルトは勝てばご褒美で付いてくるものなので」

ーー三島選手はどういう存在でしたか?

「僕が中2か中3くらいの時から知っています。中3の時に初めてNKホールに修斗を見に行ったんですが、その時のメインイベントが三島VS五味のタイトルマッチでした。格闘技が大好きだったので、その前から雑誌で存在は知っていました。まさか、中3の時に完璧にお客さんとして見ていたのに、自分がタイトルマッチで対戦するとは思ってもみなかったですね。不思議な感じです。

 三島選手の修斗での試合もDVDで持っているし、PRIDE武士道の試合とかも見ていて。その時は一人のお客さんでしたからね。僕なんて2〜3年前まではclubDEEPに出られるか出られないかくらいの感じだったので、その時はお客さんとして応援していたから、まさかベルトを賭けて対戦するとは……と変な感じがします」

ーーそのファン時代、三島選手のことは好きだったんですか?

「ファンではなかったです(笑)。面白いことやるな、外国人にフィジカル負けしない選手だなとは思っていましたが、好きな選手ではなかったですね」

ーーフィジカルの強さは三島選手の持ち味だと思います。

「計量後の今だったら勝てるんですけれどね(笑)。多分、これから7kgくらい戻って試合当日はかなりデカくなって来ると思っています。でも、僕もこの体重の割には身体が凄く強い方なので、いろいろウェイトトレーニングとかも考えてやっているし。そこは実際に組んでやってみないと分からないです。僕もそれなりのフィジカルはあるので、全然真っ向勝負で行きます。僕もどんな相手でもフィジカルで勝負するのが持ち味ですからね」

ーー大塚選手は普段何kgなんですか?

「今回はウェイトトレーニングを頑張ったので、メシ食って71kgくらいまでは増えました。そこから一気に2日くらいで5kg落としました」

■打撃でもテイクダウンでも寝技でも真っ向勝負に行く

ーー世代交代したいという気持ちは?

「別にそこまではないです。僕が三島選手に勝っても、三島選手にはまだ頑張ってほしいです。もちろん僕が勝つつもりでいますけれど、負けて終わってしまうのは悲しいですよ。負けてもまた頑張ってもらえれば、僕の価値も上がりますから。例えば金原(正徳)選手が僕に負けましたけれど、その後、戦極のチャンピオンになったじゃないですか。それは凄く嬉しい。全然悔しいとかはなくて、本当におめでとうと言いたいです」

ーー三島選手より優っていると思うのはどの部分ですか?

「普通ですけれどスタミナですかね。三島選手は単純にグラウンドは上手いし、打撃もけっこう上手いですからね。身体も凄く強いし、体重もあるし。僕は全局面勝負で、打撃でもテイクダウンでも寝技でも真っ向勝負に行くつもりです」

ーーベルトを獲ってもう一度DREAMに上がりたいという気持ちは?

「その気持ちは強いです。ビビアーノ選手に負けてしまったんですが、凄く気持ちよくて。僕は中学からずっとPRIDEを見てきて、家に行ったらビデオがずっとあるくらい大好きで。PRIDEの延長でDREAMがあるので、出られたことは嬉しかったし、気持ちよかったです。もう一度上がって、今度は勝ったらもっと気持ちがいいと思います。そのためにも三島選手を倒して、DEEPのチャンピオンという肩書きを得てDREAMに上がりたいです」

(2009年8月22日、DEEP43 IMPACT公開計量後の囲み取材で収録)


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