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 8月14日(金)東京・後楽園ホールで開催される『Krushライト級グランプリ2009開幕戦Round.2』で山本元気と対戦する尾崎。K-1MAX参戦のためにベストウエイトよりも重い階級で戦ってきた尾崎だが大減量に成功しKrushライト級GPに参戦。初めて戦う60kgでの試合を前に尾崎は、今までよりも理想に近い自分を出せると力強く語った。

尾崎圭司(おざき・けいじ)
1980年4月24日、神奈川県出身
身長169cm、体重74kg
テコンドーをバックボーンに持ち、キックボクシングに転向
2003年9月28日、RISEでプロデビュー
2006年12月17日、RISE DEAD or ALIVE TOURNAMENT優勝
2007年2月5日、K-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメントで宍戸大樹に勝利
しかしその後は70kgという階級の壁にぶつかり、なかなか結果を残すことが出来ず
今大会より60kgにまで階級を下げて、Krushライト級GPに参戦。
通算戦績:26戦17勝8敗1分け
所属:チームドラゴン

■減量はきつかったけど有酸素運動でスタミナもアップした

ーー60kgに階級を落として、顔つきが変わるくらい痩せていますね。体調やコンディション面で問題はなかったですか?

「減量がキツいんだなということを改めて感じましたね。70kgでやっていた時も減量はしていたんですが、その時は体を大きくするために太らせてから体重を落とすという感覚だったので、今回のように絞り込むという感じではなかったです」

ーー体重を増やすよりも減らす方が大変でしたか?

「どちらも大変でしたけど、体重を増やすのはひたすら食べるだけだったんですけど、体重を落とすのは水分をカットして食べる量も減らすので、そういう意味では過酷でした」

ーー体重の落とし方としては普段のジムワークに、脂肪を燃焼させるような有酸素運動をプラスする感じだったんですか?

「そうですね。ただ有酸素運動も上手く練習に組み込めるように意識していたので、体重を落とす目的だけじゃなく、スタミナ強化にもつながったと思います」

ーー例えば専門のトレーナーさんについてもらって体重を落としていったんですか?

「トレーナーさんにも色々と教えてもらったんですが80%くらいは独学です。とりあえず体重は落ちたので合格かなと思います」

■脳が体についていかないくらいスピードが速くなってます

ーー体重が落ちたことで技術的な部分で変化はありましたか?

「絶対に明日は面白くなると思いますよ。今まで70kgで試合をしていて、パワー負けして出せなかった技というのがたくさんあるんですね。そういうものがこの階級では出していけると思うんで」

ーーこれまで尾崎選手の中で眠っていたものを解き放つことが出来そうですか?

「本当に明日の僕は速いですよ。自分でも驚くくらいスピードがあって、脳が体のスピードについていかないんですよ。それで練習中にも『どうしよう?』と思うことがあるんです」

ーー脳がついていかない?

「はい。例えばパンチや蹴りを出した時に、自分がこのくらいで手や足が戻ってくるだろうなと思っているタイミングよりも(手や足が)早く戻ってくるんですよ。急にスピードが上がったんで脳が体の変化について来れてないみたいです(笑)」

ーーそれが自分で分かるくらいスピードが上がっているんですね。

「だから明日リングの上で戦う自分がどうなるのか。すごく楽しみです」

■自分の蹴り、スピード、ステップを活かして戦う

ーー対戦相手の山本元気選手はこのGPでも優勝候補に挙げられている強豪です。対策はバッチリですか?

「しっかり作戦は練ってます。会見でも言ったように僕の蹴りVS元気選手のパンチという試合になると思います」

ーー山本選手のパンチにはあくまで蹴りで勝負ですか?

「もちろん。体が重くて足を止めて打ち合うというのは僕が70kgでやってきたことなんですよ。せっかく60kgまで落として戦うわけですから、もっと自分の蹴り、スピード、ステップを活かした試合をしたいと思います」

ーーでは60kgではより理想に近い尾崎圭司を見せられそうですか?

「そうですね。絶対に70kgよりもいい試合を出来る自信があります」

ーーありがとうございました。

(2009年8月13日、「Krushライト級グランプリ2009開幕戦Round.2」計量後に収録)


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