NJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)の理事長として、同団体を牽引する立場にある斉藤理事長。2009年はMA日本キックボクシング連盟と合同で「WBCムエタイルール日本統一王座決定トーナメント」を開催し、WBCムエタイとの結びつきを強く打ち出した。さて、2010年のNJKFはどんな展開を見せるのか?
斉藤京二(さいとう・きょうじ)
1955年12月1日、山形県出身
身長172cm
1976年9月11日、プロデビュー
元MA日本キックボクシング連盟&全日本ライト級王者
生涯戦績:45勝(28KO)17敗2分
現OGUNI-GYM会長、NJKF理事長 |
■WBCムエタイにはいろいろと打診しています
ーーNJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)の2009年を振り返っていただき、どんな1年間だったでしょうか?
「若くて力のあるいい選手が育ってくれましたね。赤十字(2010年より羅紗陀=らしゃたに改名)くん、大和哲也くん、ウェルター級も20代前半、まだ10代の本当にいい若手が充実してきたので1月からトーナメントを開催します。ニュージャパンとしてはありがたいことに、世代交代も含めていい選手が出てきたな、と思います。
WBCムエタイ日本統一王座決定トーナメントもひと段落したので、来年はインターナショナルタイトルや世界タイトルへ向けて出していける選手が出てきたので、つなげていきたいですね。選手が頑張っていて我々が頑張らないと、もっといいステージを作ってくれよと言われてしまいます(笑)。最低限、それは我々の役割だと思いますので、いろんな団体と協力しながらK-1さんやKrushさんにも出場させてあげたいですね」
ーーWBCの方は大差に終わりましたけれども。
「それは結果であって、これで終わりではなく継続してやっていくので、また来年は逆転ということもありますからね。最初に発表したように、MAさんとだけではなく他団体も含めていろんな選手に参加してもらう形を作っていきたいと思います。今はその下準備をしているところですね。なおかつ、そこから世界に向かっていける選手を輩出したいです。それはどの団体の選手でもいいと思うんですよ。
WBCムエタイはまだ認知度は低いですけれども、ボクシングも含めてこれだけ権威・価値のあるタイトルを目指せるのは、我々にとっても嬉しいことですし、選手にとってもモチベーションが上がることだと思うので、来年はこれを確固たるいいものにしていきたいと思います。それだけにこだわらず、他にも選手たちが活躍できる場を増やしてあげたいですね」
ーーWBCの日本タイトルは防衛していくタイトルになったんですか?
「単なる防衛戦という形では我々としては考えてないんですよ。もちろん防衛戦もありますが、そこからもう一段階上がっていけるような形をとりたいんです。実際にスーパーバンタム級チャンピオンになった国崇選手が、インターナショナル王座を獲りましたので、そういう選手が日本タイトルの防衛戦をやるのは意味がないと思うんですよ。
ですから、来年はそれに継ぐ選手が出て来てもらえればいいことだし、新たなチャンピオンを作ることになるでしょうね。他の階級でも日本タイトルを獲った選手はそういう方向に行かせたいと思っています。ですから、単なる防衛戦という形では考えてないんです。詳しいことが決まったら、また発表します」
ーーWBCに関しては、来年日本で世界タイトルマッチが開催される可能性はあるのでしょうか?
「それは今、いろいろと打診しております。先日……
斉藤京二インタビュー内容
■WBCムエタイにはいろいろと打診しています(前編)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■WBCムエタイにはいろいろと打診しています(後編)
■ニュージャパンのリングでも、他団体のリングでも“熱い闘い”をする
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