SB新世代を形成するヤングシーザーたちの中でも屈指のオールラウンダーと呼ばれ、まだ21歳という若さを誇る島田。6月にトップランカーのベテラン石川にチャレンジして玉砕したが、将来が期待されるホープの横顔に迫ってみた。
島田洸也(しまだ・こうや)
1987年10月9日、東京都出身
身長172cm
2008年2月24日、第2回全日本アマSB東京大会57kg級で優勝、
大会MVPのシーザー賞を獲得してプロデビューを決める
同年5月28日、二之宮徳昭戦を破ってプロデビュー戦を飾る
2009年2月11日、鈴木博昭に判定で敗れデビュー6戦目にして初黒星
同年6月1日、格上の石川剛司に挑むも1RでTKO負けを喫した
SB日本スーパーフェザー級3位
戦績:6勝2敗
シーザー力道場所属 |
■SBにはいろいろな技があるので見ていても飽きない
ーーSBを始めたきっかけは?
「7〜8年前、中学生の時に一度シーザージムに友だちと"ちょっとやってみようか"というノリで入門したことがあるんです。その時は中学を卒業する時に一緒に辞めてしまったんですが、その後今のシーザー力道場に入ることになって新空手をやっていました。それから縁があったみたいでまたSBをやることになって、アマチュアSBに出ていたんですが最初は負けてばかりで。そこからはSBにのめり込みました」
ーー新空手の方ではいい成績は残せたんですか?
「K-3で1回だけ高校生の時に優勝しました。でも、自分はそんなに成績がよくなかったかもしれないですね(笑)」
ーー同期で有名な選手はいましたか?
「いや、K-3なのでそんなに強い選手とはやってないです。K-2の方にはいろんな選手がいましたけれど」
ーーそもそも格闘技に興味を持ったのは?
「最初にシーザージムに入った時は友達と遊び感覚だったので付いていけなくなって早々に辞めてしまったんですが、その後に自分の師匠の力先生という人がいて、その人と出会ったのが大きかったです。力先生は本当に素晴らしい人で、本当にどうしようもなく荒れてしまってる人間から引き籠りから幅広い人間たちの面倒を見ていて、みんなに格闘技を通して礼儀や挨拶を教えてくれています。その力先生に憧れて、どっぷりと浸かっちゃいました(笑)」
ーーということは、島田選手もアウトサイダー系だったんですか?
「いやいや(笑)。自分は全然、そういうのとはかけ離れた側にいました」
ーー格闘技を始めたのは喧嘩に強くなりたかったからではないんですか?
「全然です。むしろ自分はすっごく弱くて、やられてばかりでした。ジムの近くに住んでいたのでやってみようかなって思っただけです」
ーーSBのどういうところが面白いですか?
「SBは立ち技で何でもありじゃないですか。他所の団体では投げたり絞めたりはないですが、それが出来る立ち技最強格闘技ですから当然面白いです。いろいろな技があるので見ていても飽きないと思うんですよね」
ーー理想とするスタイルはありますか?
「スタイル……ああなりたいなと思うのは緒形選手です。一発でバチコーン! とどんな状況でも逆転して倒して勝っちゃうような」
ーー投げや立ち関節技はどうですか?
「あまり得意ではありません(笑)。これからどんどん練習していろいろ使えるようになろうと思っています」
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