12月20日(日)東京・ディファ有明で開催された女子キックボクサー世界最強決定トーナメントJ-GIRLS『World
Queen Tournament 2009』。昨年に続いて優勝したのはシルビア・ラノット(イタリア)! トーナメントを振り返ってもらうと共に、これまでの活躍や今後の目標を聞き出すべく大会終了後に直撃した。
シルビア・ラノット(しるびあ・らのっと)
イタリア出身
J-GIRLS World Queen Tournament 2008、2009王者
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■グレイシャア亜紀、安倍基江との日本人対決を振り返って
――昨年5月に開催された「World Queen Tournament」に続いて、今回も見事な優勝おめでとうございます! 今の心境はいかがですか?
「1日3試合は辛かったのですが、結果的には良かったですね。私を応援してくれたファンをガッカリさせなかったことがとても嬉しいです」
――去年のトーナメントと比べてどちらの方が辛かったですか?
「意外なことに今年の方が厳しかったです。一回戦で対戦したグレイシャア(亜紀)選手は強く、私は決勝戦までいけないなと思っていました。彼女に勝てて嬉しかったです」
――グレイシャア選手は昨年よりも強くなっていましたか?
「かなり成長していたと思います。去年私は決勝戦でグレイシャア選手に勝って優勝できましたが、あれはギリギリの闘いでした。対戦相手として凄く尊敬しています」
――今回の決勝戦で対戦した安倍基江選手についてはどういう印象を持ちましたか?
「選手としてとても上手で強いと思いますが、正直なところスピードが遅かったと感じましたね。でもパンチは重くて、かなりのインパクトがありましたよ」
■2012年のオリンピックに出場することが目標。来年トーナメントが開催されれば…
――昨年優勝してから今日まで何試合こなしていますか? 日本にはあなたの情報が全く入ってきません。
「試合はたくさんこなしましたよ。月に1試合こなしています。去年の5月から数えると、約1年半経っているので12試合ぐらいやっています。私にとって同じ試合間隔を守ることは重要なことなのです。1カ月に1回ぐらい試合に出ることは、今後の活動にも欠かせないことなんです」
――今後の目標は何ですか?
「ボクシングで2012年のオリンピックに出ることですね。私の階級の女性も出られることになったので、出場を夢みています」
――もし来年も世界トーナメントが開催されれば出場しますか?
「オファーいただければ日本に来ます。去年優勝したおかげで私は母国イタリアで人気が出ました。私のキャリアの上でトーナメントで優勝することはとても重要なことです。今の成功につながっているので日本での戦いが好きです。また来年も出たいので、ぜひ呼んでください」
(2009年12月20日、J-GIRLS大会終了後に収録)
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