11月23日(月・祝)東京・JCBホールで行われる『プロフェッショナル修斗公式戦 REVOLUTIONARY EXCHENGES 3』にて、初代世界フライ級王座をかけてランバー・ソムデートM16と対戦することが決まった田原。初の世界戦、そしてJCB大会のメインイベントということで緊張しっ放しの田原だったが「ここまで来たからには(ベルトは)取らなきゃいけないと思います」とタイトル奪取を誓った。
田原しんぺー(たはら・しんぺー)
1983年9月4日、埼玉県出身
身長160cm、試合体重52kg
2006年3月に修斗でプロデビュー、フライ級のトップランカーとして活躍する
2009年は室伏シンヤにKO勝利、一階級上の世界ランカーでもあるジェシー・タイタノを撃破した
世界タイトルを争うランバー・ソムデートM16とは2008年9月に対戦し、この時は判定で敗れている
修斗戦績:7勝3敗1分
修斗世界フライ級1位
総合格闘技道場STF所属 |
■1年前の僕じゃないと思います。『待ってろよ』という感じです
ーー今回は世界タイトル戦、しかもJCB大会のメインイベントです。試合が決まった時はどんな心境でしたか?
「正直、僕でいいのかなと思いました。メインイベントというのも実感がなくて…神酒(龍一)選手やマモル選手に(メインを)変わってもらった方がいいかなと思います(笑)」
ーー自分が世界タイトルにまで辿り着いたことについてはどう思いますか?
「もともと僕は自分がクラスAになれるとも思ってなかったですし、ましてや世界ランカーになれるとも思ってませんでした。それを思えば一歩一歩、よくここまで来たなと自分でも思います。でもここまで来たからには(ベルトは)取らなきゃいけないと思います」
ーーこの試合に向けてどんなところに力を入れて練習されてきたんですか?
「意識的に何かをやるというのではなく、全体的に満遍なくやってきました。強いて言うなら心肺系のトレーニングは多めにやりましたけど、それ以外はいつも通りですね」
ーー対戦相手のランバー・ソムデートM16選手は1年前に対戦して敗れている相手です。
「ベルトを目指して戦う以上は、もう一度、戦うことになるだろうなと思ってました。こんなに短いスパンで再戦するとは考えてなかったですが、この1年間は僕にとっていい期間だったと思うんで、技術やフィジカルは1年前の僕じゃないと思います。『待ってろよ』という感じです」
ーー再戦が決まって改めてランバー選手の試合は見ましたか?
「一度、海外の試合映像を見たくらいです」
ーー実際に肌を合わせたことも含めて、ランバー選手にはどんな印象を持っていますか?
「身体能力が高くて体幹が強いですね。その印象は試合をやった後も変わらないです」
ーー前回は判定で敗れてしまいましたが、今回はどうやってランバー選手を攻略しようと考えていますか?
「とりあえず動き回る。そのために心肺機能を高める練習をしてきたので、15分間、試合が終わったら立てなくなるくらい全力で動き回ります」
(2009年11月16日、修斗GYM東京での記者会見後、囲み取材にて収録)
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