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 8月23日(日)東京・多摩永山情報教育センター多目的ホールにて開催された株式会社ウィット『山本喧一プロデュース TFC タイタン・ファイティング・チャンピオンシップ5〜無差別級オープントーナメント〜』のワンマッチに登場し、貫禄の一本勝ちを収めた“ブログキング”高瀬大樹。試合後の注目のマイクアピールでは、噂の●●戦ではなく、2003年のPRIDE男祭りで対戦した桜井“マッハ”速人とのリマッチを要求した。果たして実現するのか!? 


高瀬大樹
(たかせ・だいじゅ)
1978年3月20日、埼玉県出身
身長180cm
1998年6月24日、PRIDE.3でのエマニュエル・ヤーブロープロ戦で総合格闘技デビュー
2003年6月8日、PRIDE.26で現UFC王者アンデウソン・シウバと対戦し、三角絞めで一本勝ち
2003年12月31日、『PRIDE 男祭り 2003』で桜井"マッハ"速人に判定で敗れる。
2008年3月4日、「クラブファイト」のメインイベント・グラップリングルールの賞金マッチで原井徹から一本勝ち。
2009年4月より、自身のブログ内で「格闘界の光と影」をスタート。話題を集める。
2009年6月27日、CAGE FORCE初参戦で森川修次から判定勝ち。試合後には「実力3割、マネージメント7割の日本人選手を全員倒します」とリング上で宣言。

通算戦績:23戦9勝13敗1分
所属:フリー


■「金的、頭突き、ヒジありは問題なし。勝てる技が自分にはある」

――今回タイタンファイトに出ようと思ったきっかけは何だったのですか?

「(タイタンファイトプロモーターの)山本喧一さんに借りがあったので、恩返しをしようと思いました。急なオファーだったんですけど、試合が無事に終わってホッとしてます(苦笑)」

――対戦相手はMr.Xという謎の柔道家でしたけど、どういう選手なのかもわからない状況だったと思います。

「全然わからないですよね。どうしてマスクを被っているのかもわからないですし(苦笑)。絶対に見えにくいだろうと思いました」

――“グラップリングキング”と言われる高瀬選手を相手に、マスクを被ってくるわけですから、なめられてると思ったりしませんでしたか?

「そういうのは全然ないです。今日は仕事みたいな感じでサクッと終わらせました」

――序盤、必殺のローキックを控えてましたよね。

「相手がどういうふうに来るのかなと。(リングから)落ちたらまずいので、間合いをちょっと見てました。自分はどのリングに上がっても、初めは間合いを確かめるんです。2発目のローはここ(左足の内側を指差しながら)の靭帯に当たっていたと思うので、相当痛かったと思いますよ」

――タイタンファイトのルールは、金的、頭突き、ヒジありなど過激なルールでした。

「いや、そういうのは最初からやるつもりはないですから。やらなくても勝てる技を自分は持っています。それが出来ないと、頭突きとかに頼らざるを得ないと思います」

――あっさりと腕十字が決まりましたけど、物足りなさはなかったですか?

「相手は柔道家なので、自分がやった裾を使っての絞めをわからなかったと思います。あれをやると、どんな柔道家も手を伸ばすんです。練習通りでしたね」

――裾を使っての絞めから腕十字に行くのはちゃんとした流れの中で狙ったものだと?

「いつもやっています。裾を使った絞めはポルトガル語で確か……ラペラって言うんですよ」

――次回興行(11月1日)では再び無差別級トーナメントが開催されます。こちらに参戦予定はありますか?

「それはないですね。自分で言うのも何ですけど、今回は大会に華を添える形でワンマッチで出ただけですから。今後タイタンファイトは、UFCのTUF(UFC出場を目指して集まった選手たちがサバイバルマッチを重ね、優勝者がUFC出場権を勝ち取るまでの過程を紹介するテレビ番組)みたいな形式でやるようなので、そのコーチということだったら自分は関わるかもしれないです」

――今回、無差別級トーナメントを実際に見られてどうですか?

「レベルの差がありますよね。体重差もありますし、危ないと思いました」

■「マッハ戦の前に、『ジャカレイとやれ』と言われればやる」

――試合後には、高瀬選手は桜井“マッハ”速人選手との対戦をアピールしていました。

「アハハハ! 会場のみんなはイマイチわかっていませんでしたよね。ポケーッとしてて(笑)。オレのブログ読んでないなと思いましたね」

――マッハ戦は以前からアピールしようと思っていたんですか?

「ちょっとね、やらせてもらってもいいでしょう、という話ですよ。やるなら(DREAMウェルター級の)76kgまで落としますよ。全然落とします! その代わり、試合当日は10kg戻しますけどね(笑)」

――ちなみに今は何kgあるんですか?

「95〜6kgぐらいですね」

――え〜っ! そんなにあるんですか?

「全然落とせますよ。問題ないですよ」

――マッハ戦を実現するために、自身としてはこれからどう動こうと思いますか?

「結局そこはマネージメント力ですよね。この前ケージフォースで勝って、今回は相手が無名にせよ、いい一本が取れたので2連勝です。あとは使う人が僕のことを面白いと思ってくれるか、そして自分の後押ししてくれる人がどれだけいるかにかかってくると思います。大きい舞台に上がれたらいいですよね。その前に、お試しで(ホナウド・)ジャカレイとやれと言われれば、全然やります」

――●●戦とマッハ戦とでは、今はどちらに重点を置いてるのですか?

「アハハ…。何で今その選手の名前が出てくるんですか(笑)。彼は今、心が折れている最中なので、そっとしておいてくださいよ」

――8月2日のケージフォースのトークイベントでは、DREAMの笹原圭一イベントプロデューサーと共演しましたけど、マッハ戦実現に向けての布石だったんですね。

「うーん、(ここからは自主規制)。これから色々なことが動いていくと思うので、もうちょっと見ていて下さい」

――多方面でもアプローチを仕掛けていくということですか?

「そうですね」

――それでは、ブログでもガンガンアピールしていくと?

「いやブログだけでなく(笑)、一人では何も出来ないですからね」

(2009年8月23日、「TFC タイタン・ファイティング・チャンピオンシップ5」終了後にて収録)


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