6月28日のシュートボクシング(以下SB)『ヤングシーザー杯TOKYO2008』で、6勝目を挙げた高嶋。まだ17歳という若さながら軽量級で注目されるホープだ。複雑な家庭事情からホームレスのおじさんと半年間一緒に暮らした経験を持ち“ホームレス中学生”とのニックネームを持つ彼が、SBに賭ける夢を語る。
高嶋龍弘(たかしま・たつひろ)
1992年8月5日、東京都出身
身長165cm
戦績:5勝(1KO)1敗
シーザー力道場所属 |
■柔道を経て小学校4年生からSBを始める
ーー高嶋選手がSBを始めたきっかけから教えてください。
「小学校の先輩からジムのことを聞いて入りました。ちょうどジムが家の前にあったんです。それで行くことになったのがきっかけです。小学校4年生の時でした」
ーー小4からですか! そういう選手がSBのプロになる時代が来たんですね。その前にスポーツ経験は?
「保育園の時から小3まで柔道をやっていました」
ーーなぜ打撃系の方に?
「柔道はやめてしまったんですが、K-1とかの格闘技を見るのが好きだったのでやってみたいなと思いました」
ーー小4から始めて試合に出たりもしたんですか?
「小6の時に新空手の大会に出ました。負けてしまいましたけれど。最初なので緊張して、会場に入った途端に心臓がバクバク状態で(笑)」
ーーそれくらいの時期からもうプロでやろうと思っていたんですか?
「いや、その時はプロでやろうとは言われていなかったんですが、中2くらいの時になりたいと思いました」
ーープロの格闘技にどんな憧れを持っていましたか?
「やはりチャンピオンベルトに憧れました」
ーーSBのどんなところに魅力を感じましたか?
「投げとか立ち関節技があるところです。総合格闘技は寝てからの関節技とかがあるじゃないですか。そうではなく立ってやるのが凄いと思いました。自分も1度、フロントチョークで一本勝ちしたことがあるんですけれど、その時は気持ちよかったです。それが初めてのKO勝ちでした」
ーー柔道も活かせるんじゃないですか?
「そうですね。柔道をやっていたので投げは得意です」
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