グラップリング7年、総合3年とキャリアのある玉田育子。2月には瀧本美咲を破る金星を上げるも、対戦相手に恵まれず今年は1試合のみとなった。来年に向けては「ベルトの絡む試合をしたい」とやる気に満ちている。
PROFILE
玉田育子(たまだ・やすこ)
身長154cm、46kg
総合戦績:16戦9勝4敗3分
AACC所属
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■なかなか対戦相手が見つからず、今年は1戦のみ。
――今年1年を振り返ってどういう1年でしたか?
「今年は2月にジュエルスで瀧本美咲と戦った1試合だけだったので、もっと試合がしたかったですね」
――ご自身としては1年に何試合ぐらいしたかったのですか?
「もう2〜3試合したかったです。なかなか対戦相手が見つかりませんでした。今年はジュエルスでGPが開催されたので、そこで対戦相手の候補ができたかなとは思います」
――格闘技歴はどのくらいになりますか?
「AACCから立ち上げたときになるので8年になりますね」
――そもそも、どうして格闘技を始めたんですか?
「元々私はエアロビクスのインストラクターをやっていまして、格闘技のエクササイズを勉強したいと思い、阿部(裕幸)先生と知り合いました。そこでタイミングよく阿部先生はAACCを立ち上げられたので道場に通うようになりました。
行ってみたら寝技もやらされたんです。『寝技って知恵の輪みたいで面白いな』と思ったのが始まりでしたね。それから『アマチュアの試合に出てみる?』と言われ、格闘技の楽しさを知りました。ずっとグラップリングの試合でしたが、打撃もやっていたので総合もやりました」
――インストラクターでは何人ぐらいの生徒を指導しているんですか?
「30人前後です。お客さんには趣味で格闘技をやっていると伝えてますが、プロとしてリングに上がっているという話はしてないですね。顔に青アザが出来ても、練習で出来たと言っています(笑)」
――それはなぜですか?
「格闘技をやっていて、いいなと思う人もいれば、怖いなと思う人もいるわけです。そこらへんは当たり障りのないようにしています」
■ベルトが絡む試合がしたい
――それまでのスポーツ歴はどういうのがありましたか?
「ダンスやクラッシックバレエ、ヒップホップ、モダンダンスとダンスばかりずっとやってました。小中で器械体操をやり、体を動かすのが好きでしたね」
――バレエでの成績はどうでしたか?
「コンクールには出ていましたけど、予選に出るぐらいでした」
――体操をやられていたということはバク宙も出来ますか?
「そうですね。バク転、バク宙とやっていました。神奈川県大会に出場していましたね」
――今もできるんですか?
「ヒザが怖いんですけど、ある程度は出来ると思います」
――勝利後の中井りん選手ばりのパフォーマンスをぜひ試合後に見たいですね。
「アハハ! 中井選手は凄いですよね。私はヒザが怖いのでそんなにしないです。昔はやっていましたけど、中井選手を見ると若いな〜と思います(笑)」
――来年の目標はありますか?
「できればベルトに絡む試合に出られたらいいですね。今体が小さいので、45kg〜48kgでやりたいですね。そういうのに積極的に出たいと思っています」
(2009年12月20日、ジュエルス1周年パーティーで収録)
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