12月27日(日)ゴールドジムサウス東京アネックスにて行われた「DEEPフューチャーキングトーナメント2009」フェザー級で優勝を果たした手塚。最近ではグラップリングでの活躍が目立っていたが、トーナメントでは3試合連続で一本勝ちと極めの強さを見せた。フューチャーキングの称号を手にした手塚が今後の展望を語った。
手塚基伸(てづか・もとのぶ) 1987年8月29日、長野県出身 身長170cm、試合体重65kg 格闘技のバックボーンに空手、柔道、柔術を持つ。 総合ではパンクラス、天下一ファイト、パワーゲイトでキャリアを積む。 グラップリングでも数々の実績を残し、Giグラップリングにも出場している。 総合格闘技道場コブラ会所属 |
■どんなことがあっても最後は寝技で勝つスタイルを作りたい ーーフューチャーキングトーナメント優勝おめでとうございます。率直な今の心境は? 「今日はいつもと違いましたね。何か打撃が出来ないような感じがしていて…最後は自分の形で一本勝ちが出来て良かったです」 ーー東京ではグラップリングの試合に出ている姿は見たことがあるのですが、総合のキャリアもあるんですよね? 「はい。パンクラス、天下一ファイト、パワーゲイトで試合をさせてもらっていて、総合とグラップリングを並行してやっています。グラップリングが好きで、そっちに力を入れすぎちゃったんで、グラップリングの方が目立っていますけど」 ーーフューチャーキングトーナメントに出場を決めたのは、総合でもチャンスを掴みたいという気持ちがあったからですか? 「コブラ会には三島(☆ド根性ノ助)さんや岸本泰昭(※昨年のフューチャーキング)さんといったDEEPで活躍している選手も多いので、自分もトーナメントに出てみようかなと思いました」 ーー試合は全て一本勝ちでしたが、手塚選手の中では課題が残る内容だったんですか? 「そうですね。上手く自分の形に入ったんで勝てましたけど、打撃はもっとやらなきゃダメですね(苦笑)。ただ総合の試合で一本を取ったのは2年ぶりくらいなんで、新しい風が吹いて来ているのかなと思います」 ーートーナメントで優勝したことで、色々な可能性が出て来ると思いますが、来年はどんな1年にしたいですか? 「2010年のテーマは“行動”ですね。総合で結果を出すのはもちろん、グラップリングでは片っ端から色んな大会に出て勝ちたいです」 ーー手塚選手は総合でもグラップリングの強さを軸にしたスタイルでやっていこうと考えていますか? 「僕にはそれしかないですからね。僕の打撃はまだ当たったもん勝ちみたいなレベルなんで、それよりもグラップリングを生かして闘いたいです。どんなことがあっても最後は寝技で勝つみたいな、そういうスタイルを作りたいと思います」 (2009年12月27日、DEEPフューチャーキングトーナメント終了後に収録) |