7月26日の『RISE 57』で元プロボクサーの拳士を破った、RISEに新潟から定期参戦している敏暴ZLS。一度見たら忘れられないくらいインパクトあるリングネームは、なぜ名付けられたのか? 強面な外見とは裏腹な意外な一面がうかがえるインタビューとなった。(写真提供=KGS)
敏暴ZLS(としぼうゼロス)
1980年7月23日、新潟県出身
身長177cm
2007年KAMINARIMON Aクラストーナメント65kg級優勝
2008年RISING ROOKIES CUP 65Kg級準優勝
趣味は登山で富士山制覇を狙っている
戦績:5勝(2KO)4敗
チーム・ゼロス所属 |
■やらなければやられるという緊迫感で自分が磨かれる気がする
ーーまず最初にお聞きしたいのが「敏暴ZLS(としぼうゼロス)という強烈なインパクトのあるリングネームなんですが、なぜこのようなリングネームを付けたんですか?
「自分のことをトシ坊と呼ぶジムの方がいて、会長が“坊”を“暴”にしてリングネームにした方がいいんじゃないかとのことで付けてもらいました。ちなみに本名は敏律(としのり)と言います」
ーー自分ではそのリングネームは気に入っていますか?
「はい、会長が付けてくれたものなのでお気に入りです(笑)」
ーーZLSはどういう意味なんですか?
「僕らのジムの名前なんですが、新潟にピロクテテス新潟という総合格闘技のジムがあるんです。そのジムの会長さんと自分たちのジムの会長が昔ジムが一緒で、仲がよくて。ピロクテテスというのがギリシア神話に出て来る英雄なんですが、ゼロスはその弟子か師匠なので名付けたと聞きました」
ーー敏暴選手がキックボクシングをはじめたきっかけを教えてください。
「自分は気が小さくて、そんな自分が嫌で自分を変えたくて入門しました。精神的にも肉体的にも強くなりたくて」
ーーリングネームからは想像も付かないですね。いろんな格闘技がある中でキックボクシングを選んだのはなぜですか?
「元々、身体を鍛えるのが好きだったんですが、たまたま先輩の方から紹介があったんです。その先輩の友だちがジムをやるのでよかったらどうか、と。それがキックボクシングでした。紹介されたのが総合だったら総合をやっていたかもしれません(笑)。だからタイミングですかね」
ーーK-1に出たかったからとか、特に拘りがあったわけではないんですね?
「K-1に出るなんて夢の話なので、僕の視野には全然入っていなかったです」
ーーキックを始めてみてどんな感想を持ちましたか?
「試合に出ることによって、相手の見た目どうこうではなく闘ってみて逃げ場のない、やらなければやられるという緊迫感がたまらなく自分が磨かれるような気がします。そして闘った後に対戦相手とも話が出来たりとか、闘うことによって相手のことを尊敬できるのが自分にとっては磨かれている感じがしていいですね」
ーー先ほど気が小さいという話がありましたが、リングに上がる前はどうなんですか?
「もう……
敏暴ZLSインタビュー内容
■やらなければやられるという緊迫感で自分が磨かれる気がする(前編)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■やらなければやられるという緊迫感で自分が磨かれる気がする(後編)
■自分の人生で後悔しないようにすることが20歳からの目標
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