昨年11月にウエンツ☆修一、12月にクリストフ・プルボー、今年1月に板橋寛、3月に増田博正、5月に宏二、11月に小宮由紀博と連続してチャンピオンを生み出した“チャンピオン養成工場”スクランブル渋谷。そのジムを率いるのが現役時代は二階級制覇を達成した内田代表だ。大躍進を遂げた2009年を振り返ってもらった。
内田康弘(うちだ・やすひろ)
1990年11月23日、SVGでキックボクシングを学びプロデビュー。
全日本キック、NJKFで日本人やムエタイを相手に闘う
1994年1月7日、全日本キックボクシング連盟ライト級王座を獲得
2001年1月4日、同ウェルター級王座を獲得して二階級制覇
ムエタイ・スタイルを得意とし、そのキックセンスの良さから“天才”と称された
現スクランブル渋谷代表 |
■チャンピオンになれば多くのものを求められる
ーー今年1年、スクランブル渋谷の活動を振り返ってください。
「結果というよりは、毎年そうですがみんな一生懸命に自分の全力をしっかり出そうという意気込みで毎回毎回、どの試合でもやっていると思うので、その部分では充分に満足いく1年でした」
ーー今年は一気に5人のチャンピオンが誕生する大躍進の年でしたね。小宮由紀博選手もRISEのトーナメントで優勝しましたし。
「たまたまタイミングが合って5人がチャンピオンになったというだけであって、それまで各選手が血の滲むような努力をして勝ったり負けたりをしていました。そこから段々と勝ち星に恵まれて、結果的に5人がチャンピオンになったというだけです」
ーー一人一人、2009年の総評をお願いします。まずJ-NETWORKスーパーフライ級チャンピオンのウエンツ☆修一選手から。
「階級を上げてやっていくのには苦労している感じです。軽い階級は活躍の場が少ないんですが、彼自身はコンスタントに試合をやりたい派なので、それには層の厚い階級に行った方が試合の機会にも恵まれると思います。
今年の後半は階級を上げて試合をやったりして少し結果が出たので、たぶん来年はもうちょっとフィジカルをアップして実戦でもその成果が出て来ると思います。
彼は今、年末からずっとタイに行っていて、年明けまで帰ってきません。そこで多分メンタル的なタフさも経験しなければいけないと思うので、いい勉強になると思います」
ーーバンタム級まで上げるんですか?
「バンタムまで上げたいと思っています」
ーー全日本ウェルター級チャンピオン(現在は消滅)になったクリストフ・プルボー選手はどうでしょう。
「クリスはタイ人との対戦がずっと続いていますが、ハッキリ言って……
内田康弘インタビュー内容
■チャンピオンになれば多くのものを求められる(前編)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■チャンピオンになれば多くのものを求められる(後編)
■チャンピオンもチャンピオンではない選手も全員期待しています
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