8月10日(月)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催されたFEG『K-1甲子園〜FINAL
16』でK-1デビューした、NJKFで活躍する上田龍之介の実弟・上田慎之介(キング)。8月30日NJKFのリングでK・ルークプラバーツに敗れ、8戦目にして初黒星を喫した龍之介はノーコメントだったため、彼に直撃した。
上田慎之介(うえだ・しんのすけ)
1992年8月20日、東京都出身
身長177cm、体重61.0kg
K-1YOUTH戦績:1戦1勝
所属:キングジム |
■兄・龍之介の仇は「階級を上げて僕が討つ。KOしますよ」
――今日お兄さんが8戦目にして初黒星でしたけど、どういう感想を持ちましたか?
「お兄ちゃんは『ミドルキックを中心に出す』と言っていたんですけど、いつも以上に出ていなかったのでもったいなかったですね。もっと蹴りを出していたら勝っていましたよね」
――K・ルークプラバーツ選手の首相撲地獄に完全はめられてしまいました。
「いつもお兄ちゃんは首相撲強いんですけどね。相手はタイ人だったので、負けてしまいましたね」
――お兄さんは落ち込んでいましたか?
「はい、泣いてました。泣いた姿を初めて見ました。自分がウェルター級に階級を上げてK・ルークプラバーツ選手と対戦したいです」
――それはいつぐらいにやりたいですか?
「早めにやりたいです。体重をどんどん上げて自分がリベンジします。絶対にKOしてやりますよ」
■K-1甲子園に出場していたどの選手よりも自分が強い。
――先日はK-1甲子園に出場してましたが、いかがでしたか?
「会場が大きかったので、緊張してしまいいつもの動きが全然できませんでした。もっと経験を積んで、もう一回K-1甲子園に出て自分のレベルが上がったということを証明したいです」
――ルールがヒジ、ヒザなしだったので凄くやり辛そうに見えました。
「やり辛かったですね。自分はいつもパンチが終わった後に組んでヒザをやるんですけど、それが出来なかったので全然ダメでした」
――それでもまだK-1の舞台には立ちたいですか?
「そうですね。また立ちたいです! あの時に出場していた選手全員に自分は負けない自信があります。いつもの動きがでれば、全員をKOできます!」
■日本人初のルンピニー王者になることが夢。
――キックを始めたきっかけは何だったんですか?
「2つ上のお兄ちゃんがK-1を見ていて『オレはキックのジムに行く』と言っていたんです。『それじゃあ、オレも行く』と自分が中1のときに一緒に付いて行ったら、ジムのみんながあまりにも凄かったのでやることに決めました。今僕はは高2なので、もう4年ぐらい続けてます」
――キックを始めたのは同時だったんですね?
「そうです。でも先に試合に出たのはお兄ちゃんの方で有名になりました。その弟ということでプレッシャーがあるので嫌ですね」
――兄弟喧嘩はよくやるんですか?
「今はしないですけど、昔はよくしてました。一方的に殴られるだけでしたけど(笑)」
――今後、打倒ムエタイとK-1の2つの大きな道があると思いますが、最終的な夢は何ですか?
「タイのルンピニースタジアムのチャンピオンになった日本人選手はいないですよね? それを取りたいですね。自分が一番最初に取ります」
(2009年8月30日、「NJKFブリザードジム興行」終了後にて収録)
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