10月25日(日)東京・ディファ有明にて開催されるパンクラス『PANCRASE 2009 CHANGING TOUR』で宇良健吾と対戦する和田。昨年末にウェルター級キング・オブ・パンクラスとなり、今年4月には初防衛に成功。この2年間は6勝1分と無敗で来ているのだが、和田は常に挑戦者のつもりでリングに上がる。
和田拓也(わだ・たくや)
1978年2月14日、東京都出身
身長171cm、試合体重76kg
1999年7月、修斗のリングでプロデビュー。
修斗公式戦で9試合を戦い、SKアブソリュートに移籍。
2002年11月にパンクラス初参戦。パンクラスを主戦場に戦う。
2008年4月、ジェイソン・パラチオスに勝利し、ウェルター級暫定キング・オブ・パンクラスを獲得。同年12月、鳥生将大を下して正規王者となる。
2009年4月、岩見谷智義に判定勝利し、タイトルを初防衛。
第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラス
総合戦績:19勝8敗9分
SKアブソリュート所属
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■ギルバート・メレンデスの戦いは参考になります
ーー試合に向けての調整はいかがですか?
「いつも調子が悪くても調子がいいと言っているんですが、今回は本当に調子がいいです」
ーー調整の面で何か意識されていることはありますか?
「今までより追い込むときは追い込んで、休む時はしっかり休むようにしています。完全オフの日を増やして、サウナに入ったりして疲れをとってます」
ーー対戦相手の宇良選手はアメリカが活動の拠点で、ほとんど情報がないそうですね。
「はい。きっと僕の情報はムチャクチャあると思いますけど、相手の情報は全くないです(苦笑)。ただそういう相手でも5分2R=10分間、前に出続けるような試合、外国人選手で言うとギルバート・メレンデスみたいな攻め続ける試合をすれば、いい結果につながると思ってます。不安はありますけど、動けるスタミナを作っています」
ーー最近はメレンデスの試合を参考にしているんですか?
「ファイトスタイルが好きな選手はたくさんいるんですけど、メレンデスは参考になりますよね。ああいう戦い方は好きです。テイクダウンされてもすぐに立つし、何度もタックルに入って上を取って、常に攻め続けている。それが試合のテーマでもあります」
ーー先ほど松本天心総帥からは「和田は相手の情報がほとんどないですけど、チャンピオンなんで知らない相手との戦いでも勝たなきゃいけないと思います」という言葉がありましたが、和田選手の中でそういった意識はありますか?
「僕はチャンピオンがどうとか関係ないと思っています。いつも崖っぷちだと思って試合をしてますから。チャンピオンと言っても僕はもう31歳で、その年齢で勝ったり負けたりではしょうがない。きっと竹内(出)さんも同じだと思うんですが、僕らは崖っぷちで試合に挑んでいます」
ーーありがとうございました。
(2009年10月16日、パンクラス公開練習にて収録)
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