12月19日(土)東京・ディファ有明で開催されるDEEP事務局『DEEP
CAGE IMPACT 2009』で宮下トモヤと対戦する山本。今年はDREAMフェザー級GPに参戦、K-1ルールにもチャレンジするなど、選手として幅広い活躍を見せた。今回は久しぶりの金網での試合。山本は2009年を勝利で締めくくることが出来るか?
山本篤(やまもと・あつし) 1980年10月2日、滋賀県出身 身長170cm、体重64kg バックボーンはレスリング、山梨学院大学では山本“KID”徳郁の後輩にあたる。 2004年にパンクラスでプロデビューし、ネオブラッドトーナメントフェザー級で優勝、 パンクラス、DOG、HERO’S、CAGE
FORCE、修斗で活躍する。 2008年9月23日、DREAM初参戦では所英男に判定3−0で勝利、 DREAMフェザー級GP1回戦では今成正和に惜敗するも、11月のDEEP&CMA感謝祭では韓国人ファイターから判定勝利を収めた。 MMA戦績:13勝6敗1分 KRAZY
BEE所属 | ■K-1ルールを経験して試合の全てがプラスになった ーー10日のDEEP&CMA感謝祭では韓国のカン・ギョンホに判定勝利でした。試合を振り返っていかがでしたか? 「相手の情報が分からなくて、とりあえず流れで戦ったんですが、思ったよりも強かったですね。体もデカくて力もあって、よく63kgまで減量できたなと思いました」 ーー今年はK-1ルールにも挑戦しましたよね。K-1ルールを経験してどんな部分に変化がありましたか? 「もう試合の全てがプラスになりましたね。打撃の難しさも感じたし、KIDさんの後に試合をしたことも大きくて、肉体的にも精神的にもプラスになったと思います。ただ負けは負けなんで…それは駄目っすね」 ーーギョンホ戦ではその変化を試合では出せましたか? 「まだ出せなかったですね。あの試合は無我夢中で勝ちに行く試合だったので」 ーー今回は約1カ月のインタバールでの試合ですが、試合調整やコンディションはどうでしょう? 「まあまあですかね。自分は機会があればどんどん試合をしたい方なので、今回も試合のチャンスがあって出させてもらいました」 ーー試合が決まる直前に対戦相手の宮下トモヤ選手がKRAZY
BEEに出稽古に来たそうですね。 「出稽古と言ってもほとんど手を合わせてないんですよ。本当に軽く肌を合わせたくらいで、練習していないのと一緒です。一言くらいしか喋ってないですし」 ーー同階級の選手である以上は対戦相手の候補の1人という認識ですか? 「はい。仮に一緒に練習していたとしても、自分はライバルだと思ってやっています」 ーー宮下戦に向けてどんなことに力を入れて練習されているんですか? 「流れですね。全身運動で全部を出すような試合をしたいと思います」 ーー「流れで戦う」ということが最近の山本選手のテーマなんですか? 「そうですね。イメージではつま先から頭まで全てを使ってMMA(総合格闘技)をやるという感じです」 ーー今回は山本選手と近い階級での試合もたくさんありますが、他に気になる試合はありますか? 「僕は自分の試合以外は気にならないんですよ。自分の試合で精一杯だし、他の人の試合はほとんど見ません。もし見るとしても、大会が終わって『どうだったんだろう?』と思って軽く見るくらいで。自分が試合をする時は、自分自身に集中するだけです。だから先のことも考えてないし、今は宮下戦に全てを注いでます」 (2009年11月20日、DEEPジムIMPACTでの記者会見後、囲み取材にて収録) |