12月19日(土)東京・ディファ有明で開催されるDEEP事務局『DEEP
CAGE IMPACT 2009』で北田俊亮と対戦する山崎。誰もが認める実力者でありながら最近は3連敗中と結果が出ていない。北田は過去に1度勝っている相手だが、今DEEPで最も勢いに乗る選手。山崎はこの何敵をクリアし、復活の狼煙を上げることが出来るか?
山崎 剛(やまざき・たけし) 1977年5月25日、千葉県出身 身長174cm、試合体重63〜65kg 格闘技のベースは柔道とブラジリアン柔術。 2001年4月8日、GRABAKA所属としてプロデビューし、修斗を主戦場に戦う。 2005年からはDEEPに参戦し、今成正和の持つフェザー級のベルトに挑戦するもKO負け。 2008年は初代CAGE
FORCEフェザー級王座決定トーナメントに参戦。 同年5月11日、DREAM.3ではDREAM初のフェザー級マッチで昇侍と対戦して判定勝ちを収めた。 MMA戦績:26戦14勝10敗2分 GRABAKA所属 |
■負けて年を越すのは嫌なんで、しっかり勝ちます ーーDEEP初の金網の大会で北田俊亮選手との対戦が決まりました。 「北田選手の試合は前から見ていて、自分と試合をしてからも気になって見ていました。本当に強い選手で一本を取れるところが北田選手の強み。今まで(北田のことを)応援してきましたが、試合をやるとなったら厳しく勝たなきゃいけないと思います。
また自分は負けが続いていますが、負けて年を越すのは嫌なんで、しっかりと勝ちます。過去に僕が勝っているからといって、甘く見ているわけではありません。ちゃんと対策を練って戦います。最近は郷野(聡寛)さんのセコンドにつかせてもらって、厳しい試合で郷野さんが勝つ姿を見ました。GRABAKAの選手から刺激を受けています」 ーー北田選手は3連続一本勝ち中と勢いに乗っていますが、どんな印象を持っていますか? 「試合で一本を取るというのはすごく大変なことなんで、それが出来ているというのはすごいことだと思うし、そういう強さを持っている選手だと思っています。また『僕と試合をしたい』と言ってくれていたみたいで、自分はそうでもなかったのですが。自分も寝技だけじゃなく打撃も出来るので、そこも含めて全局面で勝負したいと思っています」 ーー山崎選手は2年前に北田選手と対戦して勝っていますが、北田選手は2年前からどこがレベルアップしていると思いますか? 「前回も粘りみたいなものはすごく感じたんですよね。最近はそれにプラスして、しっかりと極めきる、一発みたいなものがあると思うんで、そこには注意して戦わないといけないなと思います」 ーー逆に山崎選手自身は2年前と比べて、どこが変わったと感じていますか? 「色々なことをやってみて、自分では伸びている部分を感じているんですね。寝技もその都度、考えながらやっているので、良くなってきているし、以前は腕十字がフューチャーされたこともありましたが、今はスイープや足関節もあって、トータル的に伸びていると思います。練習内容もGRABAKAのみんなで考えて話し合った結果、自分が培ってきた柔術を教えたり、みんなから学ぶこともたくさんあります。今度の試合はそういうところも出せればいいなと思います」 ーー今回は再戦であり、金網での試合にもなります。どんな試合展開になると予想されていますか? 「金網では何度か試合を経験させてもらっていて、やりにくいというよりはやりやすい。僕にとっては有効だと思います。また佐伯(繁=DEEP代表)さんが『フェザー級で厳しい試合を見ることができる』と言ってくれたのは期待も込みだと思うんですね。僕はそういう試合が出来ると思うし、いい試合をして勝つ。ただ面白い試合をするだけじゃなく、内容のある試合をして勝ちたいです」 ーー山崎選手は現在3連敗中ですが、もう負けられないという危機感はありますか? 「自分はプロなんで(連敗中という)結果を意識しないでやってはいけないし、勝ちにこだわりたいと思います。ただその結果をマイナスだけじゃなくプラスに考えて、試合に臨みたいと思います」 (2009年11月20日、DEEPオフィシャルジムIMPACTでの記者会見にて収録) |