無差別級の『G-BAZOOKAトーナメント'05』で体格差をものともせずに準優勝を飾り、“男”を見せたマグナム。今回は適正体重である80kg級のトーナメントに挑む。1回戦の相手は当初、総合格闘家でプロレスラーでもあるたけむら光一(DEEP IMPACT GYM)だったが、交通事故のため欠場となり、リザーブマッチに出場予定だった藤田智也(ドージョーチャクリキ・ジャパン)に変更となった。
「相手が変わったのは関係ない。誰が相手であろうとぶっ飛ばせば関係ないから。代わる前は小さすぎたから、大きい方が的が大きいから殴りやすいですよ。新必殺技“ギャラクティカマグナム改”は当たれば倒れると思うけど、やってみないと分からない」
右のギャラクティカマグナム、左のドラゴンフックを必殺技とするマグナムは、ギャラクティカマグナムに改良を加えて新型を完成させたという。ヘビー級選手をもたじろがせた強打は、次のような練習から生まれる。
「疲れてますけどいい練習が出来てます。自分の限界を打ち破る練習をしているんですよ。長い時間をやるのではなく、短い時間で最初から全開でやれるところまでやる、ペース配分なしでやってます。全力で動いたら、普通は10分ももたないですよ。頭で考えながらやるより、疲れた状態でいかにキレイなフォームでやるか、いかに集中してやるかが大事なんです。そういうものがトーナメントという厳しい闘いで必要な練習だと思う。体が動かなくなるのを想定して、そっから練習するのが大事」
いかにも空手出身であるマグナムらしい調整方法だ。師範である村上竜二(士道館のエースとしてK-1などで活躍、角田信朗のライバルだった)からは、「前に出ろ。前に出て思い切り打て。それだけでいい」というアドバイスをもらっている。
その限界を超える練習をして見えてきたものとは…
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まぐなむ・さかい
1977年5月23日、新潟県出身
身長181cm
R.I.S.E. G-BAZOOKA TOURNAMENT'05準優勝
2005年士道館全日本大会無差別級王者
元MA日本キックボクシング連盟ミドル級王者
戦績 17勝(9KO)9敗1分
士道館村上塾所属
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