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「THE OUTSIDER 第18戦」見どころ

 8月14日(日)東京・ディファ有明で開催される「THE OUTSIDER 第18戦」。今大会の注目は何といっても、前回の7・17「第17戦」から開幕した60〜65kg、65〜70kg、今大会から始まる70〜75kgの三階級によるランキング制定トーナメントの準決勝、3位決定戦、決勝戦だろう。トーナメント優勝者は各階級のチャンピオンが保持する王座挑戦権を獲ることが出来るために熾烈な戦いが繰り広げる。

 まずは、60〜65kgトーナメントを見てみよう。準決勝第1試合では、安谷屋智弘と宮良好明の“沖縄対決”が実現。安谷屋は一回戦で土橋政春と対戦し、土橋の得意とするグラウンドを完封しパウンド連打で準決勝行きを決めた。対する宮良はシード枠を得ているために準決勝からの登場となる。この階級の王者・幕大輔と僅差の判定で敗れるほどの実力を持っている宮良は、“打倒幕”に燃えており、一気に決勝まで行きたいところ。

 準決勝第2試合では、一回戦をマウントパンチ連打で樋口武大を下したピロシと、シード枠の武井勇輝と対戦予定だったが、武井が怪我で欠場のためピロシの不戦勝となり自動的に決勝戦へ。沖縄対決を制し、決勝戦に勝ち上がるのは安谷屋と宮良のどちらか。どちらが上がっても、決勝戦はかなりレベルの高い攻防になるだろう。

 そして、65〜70kgトーナメント。一回戦でハードパンチャーの渥美学から三角絞めで一本価勝ちした萩原裕介とシード枠の佐野哲也が準決勝第1試合で対戦する。両者は5月の「第16戦」で対戦し、このときは佐野が僅差で勝利。萩原はリベンジに燃える。

 準決勝第2試合では浦野貴之と三枝美洋の実力者同士が激突。スタンド、グラウンドでお互いに秀でた技術を持っており、今大会一番と言っても過言ではない技術戦が繰り広げられることは間違いない。

 続いて70〜75kgトーナメント。この階級は実力が拮抗した物同士の準決勝が2つ。まず、アウトサイダー常連となりつつある柔道家・菱沼郷とストリートファイターの山田史博の一戦。両者共に寝技を得意としており、どちらが勝つのか全く予想もつかない。もう1つの谷博幸vs花道も接戦となるだろう。

 それぞれの階級の準決勝で勝ち進んだものが、後半戦で行われる決勝戦に進出。1日2試合という過酷な試合を無事クリアーし、王座挑戦に辿りつくのは果たして誰か。

 トーナメント以外にも、個性溢れるアウトサイダーがシングルマッチに登場。第19試合に出場する“茅ヶ崎連合第十二代総長ジャパニーズヤンキー”こと庵野隆馬は前回大会で敗れ、湘南乃海に改名して再起戦に臨む。

  ボリュームたっぷりの全28カード。真夏よりも熱い戦いがディファ有明で待っている。



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