R.I.S.E.とはREAL、IMPACT、SPORTS、ENTERTAINMENTの頭文字をとったもので、直訳すると「昇る」という意味。 伊藤隆、山口元気、内田康弘ら名キックボクサーたちが新しいキックボクシングの形として、プロモーションを旗揚げした。
観客の視点から見て分かりやすいルール、楽しめる大会を目指している。そのため、ヒジ無し、クリンチの要因となる組んでのヒザを完全廃止、全て3分3Rとラウンド数を少なくし、消極的な選手には注意を与えて場合によっては0.5ポイントの減点または没収試合とする事で、積極的な試合展開を促す。
実際、試合はアグレッシブで全選手が倒しに行く展開。有名選手は少ないが、その分、守りに入らない攻撃的な試合を見る事が出来、現在、口コミでその面白さが広まっている。特に“九州最強軍団”リアルディールの強さは必見! また、ヘビー級のエースである青柳雅英が入場曲に乗って踊る“青柳ダンス”も名物である。
<オフィシャルサイト>
http://www.rise-promotion.com
<試合ルール>
【試合方式】
ワンマッチ 3分3ラウンド
ダウンの時、レフェリーのカウント中にラウンド終了時間に至った場合は以下の様に処理する。
a)最終ラウンド以外については、ラウンド終了間際のダウンカウント中の場合、タイムキーパーはラウンドが終了してもカウントが継続していれば終了の合図はしない。よってカウントがスットップした時点で終了となり、10カウントが入ればKOとなる。
b)最終ラウンドについてはダウンカウントの途中であってもタイムキーパーは試合終了の合図を行い、試合はその時点で終了する。(最終ラウンドのみゴングに救われる)
c)最終ラウンドとは、判定を決する前のラウンドの事を言う。よって延長戦も最終ラウンドと同じ扱いとする。
【判定基準】
1.ダウン数
2.的確な攻撃(クリーンヒット)
3.アグレッシブ度(攻勢点)
4.リングジェネラルシップ(ペース支配)
上記の順にこれを採点し、優勢の方の選手を常に10点とし、劣勢の選手から減点していく採点方法を取る。消極的な動き、態度はマイナスポイントとなる。
【試合判定の分類】
1.判定
ノックアウト、テクニカルノックアウト、失格にする勝敗が決定しない場合に、ジャッジ3名による判定をとり、最終ラウンド終了後に各ジャッジのポイントを集計して、ポイントが多い選手を勝ちとし、
2名以上のジャッジの同意によって勝者を決定する。
2.引き分け
a)審判員の採点基準によって、勝敗が決定しない場合。
b)両者が同時にダウンし、カウント9以内に立ち上がらない場合。
3.ノックアウト(KO)
a)ダウンして10秒以内に立ち上がれなかった場合。もしくは10秒以内に立ち上がれないと、レフェリーが判断した場合。
b)10秒以内に立ち上がっても戦う意志が無い、あるいは戦えないとレフェリーが判断した場合。
c)1ラウンド中に3回のダウン(トーナメントにおいては決勝戦以外は2回)があった場合。
4.テクニカルノックアウト(TKO)
a)負傷(原因が双方の偶発性による場合)の為、試合続行不可能とレフェリーが判断して場合。但し第十一条に準じる。
b)試合進行中にセコンドがタオルを投入した場合。レフェリーがこれに気付かない場合、オブザーバーが試合終了の合図をさせる事が出来る。
c)レフェリーストップ
選手の一方が著しく優勢で、劣勢な選手が危険な状態とレフェリーが判断した場合。
d)ドクターストップ
大会医師が選手の負傷、あるいは大きなダメージにより試合続行不可能と判断した場合。特に選手がダウンして大きなダメージがある場合、大会医師は協議の上、試合終了の合図をさせることが出来る。また、選手の一方が著しく優勢な場合は、主審の判断により試合終了を待たずに勝者を決める事が出来る。
【有効技】
試合において次の技を有効とする。
パンチ: ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー
キック: 前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、内股への蹴り、跳び蹴り、膝蹴り
但し、バックスピンブローに関しては、下記の制約を設ける。
a)グローブの手首が折れ曲がる部分より先のみを有効打撃部分とする。
b)試合の流れの中で偶発的に有効打撃部分以外が相手選手にあたり負傷した場合、第十一条第三項を適用する。
【反則技】
頭突き、ヒジによる攻撃、金的攻撃、投げ・関節技、サミング、喉へのチョーク攻撃、噛みつき、倒れた相手または起き上がろうとする選手への攻撃、ブレイク後の攻撃、ロープを掴むこと、相手又はレフェリーへの侮辱的行動、パンチによる後頭部への攻撃
【ダウンカウント】
1. ダウンとは、攻撃によるダメージにより、選手が足の裏以外の部分を地面に着けた場合を言う。
2. ダメージが無くても、選手が速やかに立ち上がれない場合もダウンとなる場合がある。
3. 選手に明らかにダメージがあり、続けて攻撃を受けた場合に危険とレフェリーが判断した時には選手が倒れていなくても、ダウン(スタンディングダウン)を宣告する場合がある。
4. ダウンカウントは、レフェリーの「ダウン」のコールとジェスチャーに従って進められる。
レフェリーの「ダウン」コール後は、場内MCが公式記録員のストップウォッチにより、正確に計られた秒間に従いカウントダウンしていく。
5. ダウンを奪った選手は、レフェリーがダウンカウントを取っている間は、指示があるまでニュートラルコーナーに待機しなければならない。
6. ダウンを奪った選手がこの指示に従わない場合、レフェリーはダウンカウントを中断しニュートラルコーナーに移動した事を確認した後ダウンカウントを再開する。
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