取材当日、まず初めに普段着の彼女の姿を写真に撮ろうとカメラをスタンバイする。10コマ撮影したところでハプニングが発生! カメラが突然壊れてしまったのだ。慌てるこちらの様子を見ていた酒井が意味深なことを語りかけてきた。
「やはりカメラが壊れましたね」
話を聞くと、GBR以外にも他の媒体から取材を受けてきた酒井であるが、その媒体のカメラが全部撮影中に壊れているというのだ! これは酒井が持っている得体の知れない未知なるパワーから起こった必然的なものなのか? はたまた偶然のことなのか? 不思議な気持ちになりながらも、気を取り直してインタビューを決行する。
■デビュー戦が決まってから初めて練習しました
――今は高校2年生でしたっけ?
「……通ってるって言ったほうがいいんですか?」
――えっ? 辞めたんですか!
「結構前に辞めました(笑)」
――それはなぜですか?
「格闘技に専念するためです。デビュー戦やってキックが楽しくなってしまい、学校に退学届けを出しました」
――デビュー戦のすぐ後にですか?
「去年の5月、天空の試合が終わった後すぐですね。もうすぐ6月だったので、キリがいいので5月いっぱいで辞めたんです」
――また早い決断ですね。デビュー戦でキックの味をしめちゃいましたか。そもそもキックを始めたきっかけは何だったんですか?
「5月の天空の試合で欠場者が出たんです。それで私がキックを習い始めました」
――ん? 試合が決まってから練習を始めたんですか!? キックを元々やっていたわけではない? それって順序が違いますよね(笑)。
「違いますよ(笑)。だから試合当日も蹴りとか出来ませんでした。最近、蹴れるかな〜ぐらいになりましたけど」
――試合のオファーを聞いた時にどう思いました?
「正直、ファイトマネーはいくらかなと(笑)」
――頭の中ではお金の方が先だったんですね。なぜ酒井選手にオファーが来たんですか?
「お父さんが昔ボクシングをやっていたんです。それでお父さんの友だちから『キックが出来るやつはいないか』ってオファーが回ってきたのかな?」
――それは凄いオファーですね。
「そうやって自分の知らない世界なのに、オファーがくるなんて凄いですよね。お父さんは結構(選手を)探したらしいんですよ。そうしたら、その友だちから『お宅んちの娘を出しちゃえばいいんじゃない?』ってお父さんが言われて、『そういえばそうだ』って」
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PROFILE
ダイヤモンド酒井理絵(さかい・りえ)
1990年3月23日生まれ
東京都足立区出身 B型
身長153cm、日本女子ミニフライ級
クレイジー・フォックス所属
戦積 2勝(1KO)1敗1分
・オフィシャルHP=http://siriusrie.web.fc2.com/
・オフィシャルブログ=http://blog.livedoor.jp/riesakai/
<対戦成績>
・『女祭り』07年2月4日 東京・新宿FACE ●吉田正子(フリー)延長判定
・『女祭り』06年10月29日 東京・新宿FACE ○城戸道子(Ranger品川)KO
・『天空』06年9月24日 東京・新宿FACE △関友紀子(巴組)ドロー
・『天空』06年5月28日 東京・新宿FACE ○渡辺愛望(実戦空手道翔武会)判定
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