――まず裕樹選手! なんで調印式で龍二選手がコメントする度にニヤニヤしてたんですか?
裕樹「だってこの人、面白すぎるでしょ。『ブッ倒して、倒します』って(笑)。倒すを二回も言ってましたからね」
龍二「そんなこと言ってた? 緊張しすぎてましたね(笑)。会見とか公の場で挨拶するのが苦手なんです」
――しゃべりが上手い裕樹選手から何かアドバイスはないんですか?
裕樹「いやあ、ないですね。こうやって天然でガチガチの姿を見るのが面白いんで(笑)」
――こうしてお二人で取材を受けることは今までありました?
裕樹「井手泰晴(※元リアルディール。かつてR.I.S.E.で裕樹、龍二と共に活躍していた)がいた頃はよく3人で取材を受けていましたけど、2人ではそんなにないですね。だから本当に久々っすね」
――基本的な質問なんですけど、お二人はどうしてリアルディールに入門しようと思っていたんですか?
龍二「僕はもともとプロレスファンだったんですね。それでテレビでK-1を見て、キックボクシングをやろうと思いました。それで当時、福岡に住んでいたお姉ちゃんにリアルディールを紹介してもらって、入門したんです」
裕樹「僕は通っていた高校が不良が多い学校で、護身のためにキックを始めました」
――自分で身を守らないといけないほど危ない学校だったんですか?
裕樹「そうですね(笑)」
龍二「ビーバップハイスクールのモデルになった学校なんですよ」
裕樹「さすがに今はもう少なくなりましたけど、ああいった感じの人がたくさんいるような学校です」
――護身のためにキックを始めたというのはネタだとばかり思っていました(笑)。
裕樹「最初は少林拳という拳法をやっていたんですけど、防具をつけてローキックもなしなんですよ。だからこれではちょっと自分の身は守れないなと思って、もっと実戦的なキックにしたんです(笑)」