前田日明がプロデュースする“不良”や“ワル”をキーワードにした異色のアマチュア総合格闘技大会『ジ・アウトサイダー』。大きな反響を呼んだ3月30日の第壱戦に続き、7月19日(土)東京・ディファ有明で第弐戦が開催される。すでにチケットは完売、出場希望者も前回をはるかに超える応募があったという。前田が『ジ・アウトサイダー』に見ている今後の展望、そして戦略とは?
■今回はほぼ全員が不良だから乱闘にならないように気をつけないと
――『THE OUTSIDER 第弐戦』のエントリー選手が発表され、今回は前回よりも多い62名になりました
「前回は22試合だったけれど、今回は最大で25試合くらい。エントリーが完了した選手から絞っていく。対戦カードは7月13日の夜にリングスの公式HPで発表する予定だね。ミクシィに“山口剛を応援する”っていうコミュニティが出来たりして、盛り上がっているよ。彼は『格闘技歴 水泳とバドミントン』とか書いてきてるけど、そんなこと言いながらちゃんとやってたりするんだろうね」
――今回もかなり個性的な面々が揃いました
「我流31年とか、ストリートファイト10年とかね。北は北海道、南は鹿児島からいろんな子たちがエントリーしてきたよ」
――その中で前田さんが期待している選手は?
「清水征四郎という選手で、彼は与国のツレなんだよね。与国の仇を討ちたいから加藤友弥とやらせろって応募してきた。いまKIDのジムで打倒・加藤へ向けて練習しているらしいよ。写真では背中しか写ってないけど、足までモンモンが入っているから。渋いのが入っているよ。なかなか金がかかっているね」
――では、その試合はほぼ決定ですね
「加藤の応援団が200人、清水の応援団が150人来場するというから、乱闘にならないように気をつけないといけない。今回はリアルサラリーマンとか格闘弁護士、医者を抜かしたらほぼ全員が不良だから。天下一の連中は、昔は不良だったが、今は真面目に働いていて格闘技が好きだからやってるって子たちだけどね。前回は格闘彫師(吉永啓之輔=前回第17試合に出場)の子だけだったけれど、今回は俺から見ても立派な全身モンモンの子が3人くらい出る。俺、実は隠れ和彫りファンなんだよ」
――えっ、そうなんですか!? 多趣味で知られる前田さんですが、そんな趣味があったとは!
「家には刺青の図版集がいっぱいあるよ。マジで。俺は入れてないけど、あれは芸術だと思うんだよね。和彫りに関して言えば、今回の出場者の中に惚れ惚れするようないいのがいるんだよ。青山に自宅がある出場者で、若い時は不良だったけど今は真面目にやってるっていうのが。そいつのモンモンが、まだ多分未完成なんだけど、惚れ惚れするくらいいい」
――まさか、前田さんも入れる予定があるとか……
前田日明
インタビュー 内容
■今回はほぼ全員が不良だから乱闘にならないように気をつけないと(前半)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■今回はほぼ全員が不良だから乱闘にならないように気をつけないと(後半)
■今の男の子たちが忘れてしまった“メンツ”をみんな持っている
■計量が終わった後、俺にメンチ切ってきたヤツがいた
■どんどん『あしたのジョー』に出会える確率が多くなっている
■12月はオールスター戦をやる、そして第2次リングスは… |
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