M-1のプロモーターであり、日本国内に8つのムエタイジムを持つウィラサクレック・ウォンパサー会長。タイ人選手を日本向けのスタイルに“改造”し、あらゆる団体に送り込んでは勝利を収める手腕を発揮している他、アタチャイやコムサンなど日本でウケるタイプの選手を選んで招聘するなど日本のキックボクシング界を知り尽くした男である。今回は8・10M-1の見所を中心に、日本人選手の“打倒ムエタイ”についても聞いてみた。
ウィラサクレック・ウォンパサー
1967年6月9日、タイ国ヤソトーン出身 高校時代、ボクシング選手権で優勝しオリンピック候補生になる ムエタイに転向後、二大スタジアムのランカーとして活躍 ムエタイ戦績57勝15敗、日本戦績11勝無敗 |
■ワンロップVS山本元気は5Rまでに決着がつく
――8・10M-1の見所を語ってください
「ワンロップと山本元気はいい試合になると思います。ワンロップは強いけれど元気のパンチが当たれば倒されるかもしれないし、いきなりワンロップのヒジが当たって元気が切られるかもしれない。試合はリングに上がってみないと分からないですからね。でも多分、この試合は5Rまで行くことはないと思いますよ。その前に決着がつくと思います」
――会長から見てもワンロップVS元気はどっちが勝つか分からない?
「私はやっぱりワンロップが勝つと思っているけれど、試合はどうなるか分からないですからね。例えばカノンスックと石川(直生)の試合があったじゃないですか。あの時、私はカノンスックは勝てないと思っていたんですよ。他のみんなもカノンスックは勝てないと思っていた。でも、勝ったらファイトマネーあげるから絶対に勝てよ、もし負けたらタイへ帰れって言ったから、カノンスックは気持ちが変わって頑張れて勝てたと思う。ラッキーな部分もありましたけれどね」
――会長が発破をかけていたんですね
「今回、もしワンロップが元気に勝ったらK-1に出させてもらいたいですね。ただ、本人はやる気満々ですが、60kgはちょっと重い。ワンロップは元々バンタム級で軽いから。だから、今回は勝ったけれど山本真弘とK-1ルールでやったら面白いと思いますね。山本だけじゃなく、今までワンロップが勝って来た日本人とK-1ルールでもう1回やったら面白いと思います。ヒジがないんだったら、どういう試合になるか楽しみですね」
――ワンロップVS元気以外はどうでしょう?
ウィラサクレック会長
インタビュー 内容
■ワンロップVS山本元気は5Rまでに決着がつく(前半)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■ワンロップVS山本元気は5Rまでに決着がつく(後半)
■ウチのタイ人には「いい試合をして勝たないと次はない」と言い聞かせている
■アタチャイを呼んできて、誰か相手はいますか? |
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