昨年はKick Returnトーナメントで優勝を果たすなど、大活躍を見せた真弘。しかし今年に入ってからは苦手とされているムエタイの前に苦戦を強いられている。そんな中で組まれた今回の「日本VSタイ〜5対5マッチ〜」。真弘はどんな心境でこの対抗戦に挑むのか。また熱望していたK-1参戦についても、その真意を語った。
山本真弘(やまもと・まさひろ)
1983年5月14日生まれ、長崎県出身
身長165cm
2002年9月6日、プロデビュー
2005年9月19日、IKUSA-GP U60トーナメント優勝
2006年1月4日、山本元気を下し、全日本フェザー級王座を獲得
2007年10月25日、Kick Returnトーナメント優勝
卓越したディフェンスワークとカウンターが武器
国内で行われた60kg級のトーナメントを2つ制しており、60kg最強の呼び声も高い
戦績34戦23勝(8KO)6敗5分
藤原ジム所属
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■「意識を刈り取るようなダウンを奪って勝ちたい」
――今日の公開練習ではいつも通りに話していましたけど、先月のイベント発表記者会見ではほとんどしゃべらなかったじゃないですか。あれがすごく気になっていたんですよ。何か理由があったんですか?
「あれは僕の右隣によく喋る人(=石川直生)がいたからです(笑)。あの並びだったら、僕が面白いことを言っても、結局、隣の人に全部持っていかれちゃうじゃないですか。だったらもう喋らなくてもいいかなと思ってたんです。あの人は何もしなくても、勝手に喋りますからね(笑)」
――そ、そういう理由だったんですね(笑)。てっきり今回の試合に対して不満があったり、モチベーションが上がっていないかと思ってました
「そんなことはないですよ! 今日は単独のインタビューなんでたくさん話します(笑)」
――ぜひお願いします! 改めて対戦相手であるコムパヤック選手にはどんな印象を持っています?
「粘り強いですよね。(山本)元気選手とやった時も、2回ダウンを取られてるのに、そこから息を吹き返して、最後はヒジ打ちで勝ったじゃないですか。ああいう試合を見ているんで、試合が終わる最後の最後まで気が抜けない相手だと思います」
――コムパヤックはタイプ的に勝つ試合をするよりも、負けない試合をするというか、攻略しづらいイメージがある選手です
「そうですね。だからこそ僕はKO、意識を刈り取るようなダウンを奪って勝とうと思っています。ただダウンを奪うだけでは、そこからの粘り強さがあると思うんで。イメージ的にはモンコントーン戦のような勝ち方を考えてます」
――では最近のコムパヤックが得意としているフルラウンドまでもつれるような試合には付き合わない、と
「はい。自分のペースで戦って、結果的に倒して勝ちます」
山本真弘インタビュー内容
■「意識を刈り取るようなダウンを奪って勝ちたい」
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■一番いい時のコムパヤックとやるつもりです
■藤原ジムでの地獄の猛特訓を振り返る
■課題をクリアすること、新しくやっていることも噛み合って来てる
■K-1に出たいのは、元ボクシング世界王者チ・インジンと戦いたいから
■僕の試合でお客さんには満足して帰ってもらえればなと思います |
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