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11月30日(日)東京・ディファ有明で開催されるKGS『R.I.S.E.51』のメインイベントで、初代R.I.S.E.70kgチャンピオンの日菜太(湘南格闘クラブ)と対戦するHAYATO(FUTURE_TRIBE)。今回の試合がちょうど50戦目を数えるベテランは、なぜこんなリスキーな試合を受けたのか? そして、49戦のキャリアを経て辿り着いた答えとは?

HAYATO(はやと)
1977年12月25日、茨城県つくば市出身
身長180cm、体重70kg(試合時)
22〜23歳で山木ジムに入門。2000年3月、第1回アマキック全日本選手権ミドル級優勝&最優秀賞受賞。2000年5月26日、MA日本キックボクシング連盟でデビュー。K-1、掣圏道、Wolf Revolutionなどに出場し、2002年6月16日からはIKUSAに参戦、同イベントのエースとなる。2003年4月1日、リングネームを隼人からHAYATOに変更。2004年1月24日、ジェレミー・ハーミンソンを破りUKF世界スーパーウェルター級王座獲得。2004年12月23日、ラジャダムナンスタジアム生誕記念興行のビッグマッチに出場し、ラムソンクラームとミドル級王座決定戦を争うが敗れる。2006年9月4日、K-1MAXでアルトゥール・キシェンコを延長戦の末に降す。2008年2月2日、K-1MAX日本トーナメントで準優勝。
戦績:49戦30勝(13KO)17敗2分
FUTURE_TRIBE所属

■日菜太戦はリズムの勝負になるでしょうね

――今回、日菜太戦が決定した時は正直驚きました。来年2月に『K-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメント』を控えていながら、若くて上り調子の相手と対戦するのはハイリスクローリターンじゃないですか。よくオファーを受けたな、と思います。

「日菜太選手は実力もあると思うし、強い選手だと思うんですが、みんなから見るとリスキーな相手に見えてしまうようですね。それはチケットの売れ行きにも如実に表れていて、露骨に結果が出ました。僕の一般の友だちなんかからも“日菜太って誰?”と言われますからね。そんな相手との対戦をなぜ受けたかと言うと、最初はタイトルマッチだって聞いたからです」

――日菜太選手の保持するR.I.S.E.70kg級王座への挑戦試合だと思っていたんですか?

「最初はそう聞いていました。逃げたんですかね(笑)。まあ、ベルトが懸かっていようがいまいが、僕が勝ったらベルトは持って帰らせてもらいましょうか」

――日菜太選手の強さは認めている?

「強いというか、勝つスタイルが完成されています。KOしようとしているのは分かりますが、そういうスタイルではなく判定で勝つ術を知っているというか」

――彼はまだ22歳と若いですが、その頃の自分と比べるとどうですか?

「僕、まだ格闘技をやっていません(笑)。キックは23歳くらいから始めたので。空手はちょっとやっていましたけれど。でも、僕は今度で50戦目なんですが、彼が50戦やれるかどうか分からないですし、31歳までやってるかどうかも分からないですから。やってる時代が違うだけで、そんなに気にはならないです。昔は“若いヤツには負けるか!”って気持ちがありましたが、彼はもっと若い時からやってますからね」

――今後、伸びてくるかもしれないから、若い内に潰しておこうとか?

「やる相手は潰していかないといけないです。でも、若い内に…という意味ではないですよ(笑)」

――彼の代名詞でもある左ミドルキックについてですが、HAYATO選手は元々は山木ジムにいて、現在は山木ジム出身の山口元気さんが会長を務めるクロスポイントで練習しているので、かなり免疫はあるんじゃないですか?

「彼の左ミドルはちょっと違いますね。タイミングがいいし、リズムが速い。あそこまでリズムが速い選手はなかなかいません。だから一発をどう返すとかに重点を置いていると、流れを持っていかれてしまうし、やりづらいと思います。今回はリズムの勝負になるでしょう。昔の新田(明臣)さんによく似ていますね。新田さんもバンバン蹴るじゃないですか。無意識に蹴るというか。一発一発を思い切り蹴るわけじゃないですが、躊躇しないで蹴ってくる。モーションがないんです。そこが似ているから、その辺の対策はしています」

――11月22日に行われた公開練習では、白須康仁選手との試合を見て日菜太選手を意識するようになったと言われていましたが、その試合はどうご覧になりましたか?

「始めの段階で、白須君があまり研究してないんだろうなっていうのが見えました。あとから本人に聞いたら“まあ、そうですね”って言ってましたけれど。あの時にバックブローをしっかり当てて倒したじゃないですか。効いたかどうかは分かりませんが、足が浮いた時にもらって引っ繰り返ったんですよね。でも、ああいうのを見ると引き寄せるものがあるなって感じました」

――引き寄せるもの?


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HAYATOインタビュー内容
■日菜太戦はリズムの勝負になるでしょうね

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■脅威ではないですが面倒くさい相手です
49戦やって本当の原点に戻ることにした

      
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