3月21日(日)東京・ディファ有明で開催されるM-1MC『M-1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ「NAI KANOMTOM vol,1」』にて、日本人女子としては異例中の異例である“顔面ヒジ打ちあり”のルールに挑む神村。顔に一生残る傷を負うかもしれないし、鼻が折れて曲がってしまうかもしれない。彼女はなぜ、危険なルールに挑む覚悟を決めたのか?(2010年3月11日UP)
神村江里加(かみむら・えりか)
1992年12月30日、東京都出身
身長157cm
2007年2月4日、14歳でセミプロデビュー
同年11月4日、女子中学生最強決定トーナメントで陣内まどかに敗れ準優勝
2008年2月11日、15歳でプロデビュー
2009年7月26日、田嶋はるを破り16歳で無敗のままJ-GIRLSミニフライ級王座に就く
同年9月13日、パヤックイン(タイ)を破りWPMF世界女子ミニフライ級王座を奪取
同年12月20日、J-GIRLS World Queen Tournament 2009準決勝で安倍基江に敗れプロ初黒星
2009年度J-GIRLS年間表彰式でMVPを獲得
戦績:10勝(3KO)1敗
TARGET所属 |
■ヒジありはいつかやらないといけないと思っていた
ーー今回、公式戦では日本女子キック初であろう“ヒジあり”ルールへの挑戦が決定しましたが、ご自分から希望したそうですね。
「はい。5月にタイでWPMF世界タイトルの防衛戦があり、それがヒジありルールになったので、3月に1回やってみたいと思い会長にお願いしたんです」
ーーヒジありでやるのはどういう気分ですか?
「特にそんなには……自分的にはこれといってないですね。ガードだけ気をつけないといけないなというのはありますけれど、ヒジありだからと言ってヒジにこだわるわけでもなく、いつも通りの自分が出せてなおかつそれにヒジが出ればいいなっていう想いだけです」
ーー以前から練習はしていたんですか?
「ここ最近ですね。そんなに意識はしていませんでした」
ーー「最強を求める者、ムエタイ王者としてヒジありは避けては通れない。本物を追求したい!」と言われたそうですが。
「そうですね。WPMFはタイのベルトですし、タイに行けば女子でもヒジありルールでやらなくてはいけないので、いつかはやらないといけないとは頭の中に置きながら練習はしていました」
ーー日本の女子キックのルールはヒジなし、海外でもヒジなしが多いことを考えると、避けて通れた道では?
「でも、いろんなルールでやってみて自分に一番合うものを見つけられればいいかなと思いますし、やっぱり何事も経験なのであまり嫌だとかは言っていられません。楽しみたいと思っています」
ーーヒジありを楽しみたい!?……仰天発言の真意は!?
|