3月21日(日)東京・ディファ有明で開催されるM-1MC&クロスポイント合同興行『REBELS 2』にて、旗揚げ戦で藤原あらしを破った元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者ノラシン・ギャットプラサーンチャイ(尚武会)と対戦する梅野。長い手足から繰り出すヒジとヒザ、そして攻撃的な首相撲で脚光を浴びる日本ムエタイ界のスーパールーキーは、ノラシンを破って藤原あらし戦にまで辿り着けるか!?(2010年3月12日UP)
梅野源治(うめの・げんじ)
1988年12月13日、東京都出身
身長178cm、体重55kg
2007年11月11日、M-1でプロデビュー
2008年12月21日、ラジャダムナンスタジアムで2RKO勝ち
戦績:9戦9勝(5KO)無敗
PHOENIX所属 |
■別に首相撲勝負になっても全然問題ありません
ーー対戦相手が元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者ノラシン・ギャットプラサーンチャイ(タイ/尚武会)に決定しました。どんな印象を持っていますか?
「一応、元ラジャダムナンのチャンピオンで、ボクシングでも元タイのチャンピオンだった選手ですけれども、所詮は“元”なので。いま現役バリバリでやっているわけじゃないし、勝たなければいけない相手だと思います」
ーー『REBELS』旗揚げ戦では藤原あらし選手から判定勝ちを奪っています。試合はご覧になりましたか?
「全部ではないですが見ました。テクニックがあるからポイントを取るのが上手いし、ポイントポイントで攻めるのも上手かったけれど、別に攻撃力もそんなにないし、スタミナも全然ない。
スタミナがなければ、テクニックだけで5Rずっといなし続けるのは絶対に無理なので、上手い印象はありますが闘ってみてもまったく問題ないかなって」
ーーボクシングの経験があるのでパンチの選手かと思っていたら、藤原あらし戦ではヒザを多用していましたね。
「そうですね。パンチだけではなく、パンチからヒザ、ヒジとか。ミドルキックとローもやっていたし、結局、全部使う選手だと思います。でも、見た感じだと倒す技はパンチでしょうね。藤原あらし選手は身長が低いのでヒザを顔にもらいそうになっていましたが、僕は身長が高いのでヒザもそんなに当たらないと思います。首相撲になっても向こうはスタミナがないので、別に首相撲勝負になっても全然問題ありません」
ーー特にこれは注意しなければいけない、という技はありましたか?
「左フックですかね。カウンターがけっこう上手い。自分からパンチをいっぱい出す選手ではなく、相手の攻撃をよく見ながらヒザとか左フックを出してきます。パンチは左フックだけ気をつけていれば、他に倒す武器はないと思う。あとは上手くポイントだけ取りに来るような闘い方をしてくると思うので、そうさせないために自分からどんどん前へ出て、パンチだけ気をつけながらやっていけば全然勝てると思います」
ーーこれからもっと上を目指すためには、在日タイ人には負けていられない?
「負けられないですね。だから……
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