5月9日(日)東京・後楽園ホールで行われるニュージャパンキックボクシング連盟主催『熱風 零伍』のNJKFフェザー級王座決定トーナメント準決勝で心センチャイジム(センチャイムエタイ)と対戦する米田貴志(OGUNI)。2009年1月の前田尚紀戦、同年7月のアトム山田戦と二連敗を喫し、約10カ月ぶりの試合を迎える。再起を懸けて、新しいことに着手していた米田が見せる姿とは!?(2010年5月7日UP)
PROFILE
米田貴志(よねだ・たかし)
1981年12月6日生、東京都出身
身長176cm、フェザー級
2001年4月、河野義和戦でプロデビュー。デビューから5連勝を飾る
2002年9月、初の5回戦で藤原国崇(現・国崇)に5RKO負け
2004年10月、アーロン・リーに判定勝利し、WMCインターコンチネンタルSフライ級王者に
2005年1月、NJKFバンタム級タイトルマッチで藤原国崇と再戦、判定で敗れる
2006年3月、現役ムエタイ2冠王タップナー(当時)と対戦。1Rに2度のダウンを奪われるものの、4Rにローキックで大逆転KO勝利を収める
同年7月からスタートした真王杯55kgトーナメントでは牧裕三、寺戸伸近、藤原あらしを下して優勝
2007年3月、これまで2度敗れている国崇から勝利を収め、NJKFバンタム級王者となる
しかし同年5月と9月のワンロップ・ウィラサクレック戦では連敗
2008年7月、元ルンピニー王者サンティパープに2RKO負け
2009年1月、全日本キックの前田尚紀に判定負け
2009年7月、NJKFで行われた「WBCムエタイルール日本統一王座決定トーナメント準決勝」でアトム山田に判定負け
WMCインターコンチネンタルSフライ級王者
真王杯55kgトーナメント優勝
戦績32戦21勝(10KO)9敗2分
OGUNI GYM所属 |
■まさかの二連敗。空白の10カ月間には何があったのか。
――2009年7月26日のアトム山田戦以来、約10カ月ぶりの試合となります。こんなに試合の間隔が空いたのはどうしてですか?
「体を作り直そうと思って、これだけ時間が空きました」
――昨年1月の前田尚紀戦に続いて二連敗ということもあり、心配していたファンはいたと思います。
「そうですね。自分の中では何もなかったんですけど、ケガがあったのでそっちの方が大きかったですね。みんな故障しているものなので、ケガの故障箇所は言えないですけどそれは言い訳にはなりません」
――二連敗のショックはありませんでしたか?
「今考えるとその時は凄く結構落ち込んでいたんですけど、あんまりクヨクヨしないタイプなので次に頑張ろうと思いました。でも立ち直るのに一番時間がかかりましたよ(苦笑)。体を少しずつ動かしていたんですけど、1カ月はジムに行きませんでした。ジムの近くに家があるんですが、ジムの近くをずっと走っていて行きませんでした」
――スランプは感じています?
「それほどは感じてないですけど、変な流れで試合したのかなと思いますね。一つ階級を上げたら違うものだと思わずに、そのまんまの勢いでやっていたかもしれないです。過信というか、何かイケる自信があったんですよね」
――ジムで練習を再開しようと思ったきっかけは何でしたか?
「仲間からのメールや電話ですね。『何やっているの?』と言われて、それが一番大きかったですね」
米田貴志インタビュー内容
■まさかの二連敗。空白の10カ月間には何があったのか。
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■あの選手を育てたフィジカルトレーナーの指導で変わったこと
■K-1 63kg級、ムエタイ路線……米田の目指す道 |
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