7月31日(土)東京・後楽園ホールで開催されるKGS『RISE 68』にて、TURBφ(FUTURE_TRIBE ver.O.J)との対戦が決まった吉本。初代RISEスーパーライト級チャンピオンとしての第一戦で巨輝に敗れ、後がない状態で今回は63kg級での試合となる。この試合に懸ける意気込みも凄まじいが、吉本のアツい格闘技感をたっぷりと聞いてみた。(2010年7月29日UP)
PROFILE
吉本光志(よしもと・こうじ)
1980年2月6日、東京都出身
身長171cm、体重65kg
2000年7月31日、J-NETWORKでプロデビュー
2003年に全日本キックへ移籍
同年11月23日、小林聡と打撃戦を展開して敗れるも一気に名をあげる
2005年9月24日、韓国でIKMF東洋ライト級王座を獲得
2006年7月28日、パンクラスで総合格闘技デビュー
2007年7月27日、パンクラスのネオブラッドトーナメント優勝
2008年9月19日、カノンスックから殊勲の勝利を収める
同年12月23日のTOUITSUトーナメント1回戦で赤十字竜(現・羅紗陀)に判定勝利
2009年11月22日、初代RISEスーパーライト級王座を獲得
戦績:19勝(2KO)12敗2分
ヌンサヤームジム所属
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■ファイターはあくまでもファイターでエンターテイナーではない
ーー吉本選手は65kg(スーパーライト級)のチャンピオンですが、今回は63kg契約で試合をしますね。
「自分の気持ちとしては、63〜65kgの間ではどんな日本人と闘っても絶対に自分が勝てるという自信があるから闘っているわけで、その気持ちがある内は全然、現役としてお客さんを呼んで闘いたい気持ちがある。日本人のみんなが知りたいのは、日本人で誰が一番強いかということだから、自分も譲れないという気持ちが凄くあります。
自分の適正体重が63〜65kgの間だというのもあるし、RISEのベルトを獲ったのもこれは何かの運命だと思う。試合まで辿り着いたらあとは自分の力ですけれど、試合まではいろんな人たちの協力があってベルトを巻かせてもらったので、自分がRISEのチャンピオンとして背負って立つ覚悟です」
ーー63kgと言えばK-1ライト級がスタートしています。意識はしていますか?
「一般の人たちとは同じ目線で見られないですね。自分だったこうするだろうな、自分だったらこうやって勝てるだろうという気持ちがあるから、やっぱり穏やかには見ていられないですね。70kgとかもっと軽い階級だとかとは別で、自分が闘える階級なのでその場所に選ばれていないのは穏やかな気持ちではいられないです」
ーーテレビでご覧になったんですか?
「いや、見てないです。僕は観る側ではなくあそこに立つ側なので」
ーーネットで“吉本選手は出ないんですか”と言われていますね。
「言ってくれるのは嬉しいですね。僕も全てが揃えば出る準備は出来ているし、出るだけで成功ではないからどんなリングでも勝ち続けるという意識はあります」
ーー普段K-1ルールではやっていない大和哲也選手が優勝したことで、思うところはあります?
「K-1ルールというのは、あくまでも観る側のことを考えたルールなんですよ。膠着を出来るだけ少なくして、遠くから見ているお客さんやテレビでも伝わりやすい試合をする面でルールが研ぎ澄まされてああいうルールになったんだと思います。そのルールのぬるま湯に浸かっている選手が多い。キックにクリンチなんてないでしょ?
例えばクリンチになって、レフェリーが止めてもいないのに両手を上げてブレイク待ちするヤツがいるじゃないですか。ああいうのを見てると本当にムカついてくるし、カッコ悪いと思う。普段の男と男の闘いにレフェリーなんていないでしょ? 自分がしがみついていたらレフェリーが勝手に止めてくれる、そんなぬるま湯に浸かっている選手がいるから負けるんですよ。薄っぺらい選手ばかりだし」
ーー薄っぺらいというのはどういうところに感じますか?
「リングは……
吉本光志インタビュー内容
■ファイターはあくまでもファイターでエンターテイナーではない(前半)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■ファイターはあくまでもファイターでエンターテイナーではない(後半)
■TURBφの気持ちを折ってやる
■吉本が自身の格闘技観をアツく語る!
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