9月20日(月・祝)東京・後楽園ホールで行われるKrush実行委員会『Krush.10』に全12選手が参戦するチームドラゴン。キック界の常勝軍団として対抗戦では圧倒的な強さを見せてきたチームドラゴンだが、前田憲作代表は「今までとはちょっと違います」と今大会での戦いに危機感を感じているという。前田代表に今回の対抗戦に挑む心境を聞いた。(2010年9月14日UP)
PROFILE
前田憲作(まえだ・けんさく)
1968年5月9日(42歳)、神奈川県出身
現役時代は1990年代を代表するキックボクサーとして活躍
全日本フェザー級、WKAムエタイの世界タイトルを獲得した
現役引退後は龍道場を開き、チームドラゴンとして選手を育成し
京太郎、梶原龍児、尾崎圭司、上松大輔らを輩出している
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■うちは先輩・後輩がみんなで励まし合いながら練習を続けている
ーー今回はチームドラゴンの選手が同じ大会に大挙参戦することになりました。前田代表はこうした大会が行われることについてはどう感じていますか?
「すごくうれしいですね。今年はKrushさんの新宿FACE大会で、過去にはJ-NETWORKさんの後楽園大会でこのような興行をやってもらいました。うちのジムはプロ選手が多いので、まとまって出て行ける場があると、すごく助かります」
ーーこれだけ大人数の選手が同じ日に試合となると大変ではないですか?
「あまり変わらないですよ。うちのジムの選手たちは選手間でのライバル心が強くて『あの選手が出るんだったら自分も出たい』という選手が多いんで。しかも毎週のように誰かしら試合があるので、色々な大会に振り分けられるよりは、一つの大会にまとまって出た方がいいなと思います」
ーーやはりこういった興行の前はジムの雰囲気も変わりますか?
「うちのプロコースには40名くらい選手が参加するんですけど、試合前の選手はすごく集中して練習するじゃないですか。そういう選手が多くなると、自然にジムの雰囲気が引き締まりますよね。またうちは梶原(龍児)、尾崎(圭司)、京太郎たちがしっかりしているんで、上手く練習を引っ張ってくれています」
ーー例えばその3選手はジムではどういった感じで後輩たちを引っ張っているんですか?
「見てもらうと分かるんですが、すごいですよ。へばっている後輩がいたら、しっかり尻を叩いて頑張らせるし、後輩も必死に先輩たちについていこうとする。そうやってみんなで励まし合いながら、練習を続けています」
前田憲作インタビュー内容
■うちは先輩・後輩がみんなで励まし合いながら練習を続けている
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
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■常勝軍団チームドラゴンの選手育成方針とは何か?
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