10月24日(日)東京・JCBホールで開催されるDEEP事務局『DEEP 50 IMPACT〜10年目の奇跡』にて、前田吉朗(パンクラス稲垣組)と注目の日本人対決を行う大塚。これまでのフェザー級から一階級落とし、今回がバンタム級転向第一戦。軽量級で世界を狙う大塚のお馴染みとなったビッグマウスが今回も炸裂する!(2010年10月23日up)
PROFILE
大塚隆史(おおつか・たかし)
1986年8月22日、千葉県出身
ブラジリアン柔術、レスリングを学び
インターハイ出場、全国高校生グレコローマン60kg準優勝、
東日本学生秋季新人戦フリー60kg級優勝、全日本選手権にも出場
2006年6月11日、Wカプセルでプロデビュー
2007年から2008年にかけてブラジルで活躍
2008年よりDEEPに本格参戦し、金原正徳や昇侍を破る
2009年3月8日、DREAMに初参戦
同年8月23日、三島☆ド根性ノ助を破りDEEPフェザー級王座に就く
2010年7月3日、松本晃市郎に敗れて王座から転落
身長168cm、体重63kg
AACC所属 |
■前田吉朗なんて僕より小さいくらいなので怖くないです
ーーいよいよ試合が目前に迫ってきました。今はどんな心境ですか?
「今回は一階級下のバンタム級(62kg)でやるので、調整で頭がいっぱいです。減量のことでちょっと神経質になっていますね。試合もワクワクで楽しみです」
ーーそんなに減量がきつそうには見えないですね。
「でも、けっこう気にしていますよ。DREAMの63kgで試合をやったのが、ここ最近では一番下の体重でしたから」
ーーバンタム級の大塚選手はどんな風になりそうですか?
「ちゃんと体重を落としてやれば問題ないです。今まではみんな僕より身体が大きかったけれど、今回は体格差がないので。今までは全員一階級上とやっていましたからね。三島、ビビアーノ、宮田、松本。みんな70kgオーバーから下げてくる人なのでデカイんですよね。今回は適正のバンタムだし、特に前田吉朗なんて体格は僕と変わらないか僕より小さいくらいかもしれないので怖くないです。真正面から闘います」
ーー63kgは重かったんですか?
「まだ落とせましたね。63kgだと65kgの選手が頑張って落としてきますが、61〜62kgだとその体重の選手しかいないので怖くないです」
ーー階級を下げることは以前から考えていたんですか?
「はい。ビビアーノ(2009年3月8日、DREAM.7)戦が終わった頃くらいに、DEEPではバンタムでやりたいと佐伯さんに話したことがあります。でもその時は、バンタム級の層が全然厚くなかったので、三島とのタイトルマッチを優先しました。タイトルマッチだったらおいしいし、三島だったらいけるんじゃないかな、と思って(笑)。
それでチャンピオンになってしまったので、フェザー級でやらないといけなくなってしまったという。でもどっちにしろ、世界で勝負を懸けるならバンタムだと思っていました。勝っている内はフェザーでもいいかなと思っていたんですが、今回いいタイミングだったので本格的にバンタムでやることにしたんです」
ーー対戦相手の前田選手については?
「誰でもよかったんですけれど、それなりにいい相手になったのでいい試合になるんじゃないですか。いい試合というか、僕が一方的にやってしまいますけれど」
ーーキャリア的には向こうが大きく上回りますね。
「そうなんですかね? ここ最近は僕もけっこうやっているし、キャリアの差はそんなに感じないっすよ。キャリアを積んで逆に悪いところが出てきたりもするじゃないですか。例えば倒され癖がついてしまったりだとか。だから、キャリアはそんなに気にならないです。それよりも、バンタム級で闘えることが楽しみですね」
ーープロデビュー前から前田選手のことはご存知でしたか?
「僕、高校の時からけっこう格闘技オタクだったので、格闘技雑誌は毎月読んでいたから知っていました。何連勝もしていたんですよね。高校の時に雑誌で見ていた人たちとばかり試合が組まれるんですよ。だから慣れました。
最初は不思議でしたけれどね。ビビアーノとやる時も、ビビアーノとKIDの試合をテレビで見ていたので“あ、俺はビビアーノとやるんだね”みたいな(笑)」
ーーちなみに、そのファン時代に前田選手が好きだったっていうことは?
「ないっすね(笑)。残念ながらあんまり興味はなかったです」
ーーバンタム級での自分の試し切りにはちょうどいい相手、くらいに思っていますか?
「そうです。倒れてもらいます(笑)。もう1試合前くらいにやっていたら、もうちょっと“おおっ!”ってなったと思うんですけれどね。今はお互いにDREAMで負けたばかりなので。まあ、倒してお客さんに喜んでもらえる試合が出来たらいいです」
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