12月30日(木)東京・有明コロシアムで開催される『戦極 SOUL OF FIGHT』にて、ムエタイルールでWPMF世界&M-1ライト級王者のカノンスック・ウィラサクレック(タイ)と対戦する山本。カノンスックとは4年9カ月ぶりの再戦となるが、「もう1回やりたかった」と言う。そして、一敗地にまみれた羅紗陀との再戦も口にした。(2010年12月28日up)
PROFILE
山本元気(やまもと・げんき)
1977年8月2日、京都府出身
身長166cm、体重60kg
極真空手、新空手を経てキックボクシング入門
2000年1月28日、全日本キックでプロデビュー
“右の殺し屋”のニックネーム通り右パンチで数々の名勝負を生むゲーオ・フェアテックスとの2度にわたる死闘、現役ランカー時代のカノンスックを1RでKOしたのが代表試合
前・全日本フェザー級王者、現・スーパーフェザー級1位
戦績:36戦20勝(11KO)11敗5分
DTSジム所属 |
■総合のファンが見ても、キックボクシングにもこんなにいい選手が
いるのかって思ってもらえるような試合がしたい
ーー今回、戦極からオファーを受けた時の気持ちからお願いします。
「急だったのでビックリしました。面白そうだったし、キックボクサーとしてデカイ会場で試合をやってみたかったし。1回目の大会だから、というのもありますね」
ーー大舞台でやることに魅力を感じますか?
「選手だったら誰でも1回はやってみたいと思うはずです。なかなかそういう機会に恵まれなかったので、面白そうだな、やってみたいなと思いました。怪我も治ってきたところだし、ギリギリ間に合うかなって」
ーー相手が一度対戦し、山本選手がKO勝ちしているカノンスック(2006年3月19日、山本が1R2分44秒でKO勝ち)なんですが、この相手には納得していますか?
「全然納得しています。喜んでって言いました。実は前からもう1回やってみたかったんですよ。1回目はすぐに終わってしまったし、みんなから“まぐれだ、まぐれだ”と言われて、俺もそうだろうなって思っていたから(笑)。上手く行きすぎたって思っていたんですよ」
ーーそれは意外ですね。その頃と比べて最近のカノンスックはどうですか?
「最近の試合は生で見てないんですよ。でも、遠藤智史にも(2010年9月12日、2R2分49秒、ヒジでTKO勝ち)増田博正さんにも(同年6月6日、ダウンを奪っての判定勝ち)勝っていて、調子が良さそうな感じはします。あ、板橋寛とやった映像は見ました(同年7月31日、板橋がダウンを奪って判定勝ち)。ただ、それはRISEルールだったのであまり参考にならないです」
ーー今回はムエタイルールでの対戦になりますが、ムエタイルールがやりたかったんですか?
「知らないうちにそうなっていました(笑)。ルールは別にどうでも良かったんですよ。ただ、タイ人とやる時はムエタイルールの方がいいと思います。相手の怖さも違ってくるし、K-1ルールでタイ人に勝ってもあまり評価されない部分があるから。まあ、ルールに関してはあまり気にしていないです。
それよりも契約体重が間違っているのが気になります。公式発表ではライト級(61.23kg)になっていますが、契約書にはちゃんと60kg契約って書いてあります。M-1(カノンスックの所属団体)にも確認しました」
ーーキックボクサーは総合の選手と比べると小さい選手が多いじゃないですか。大きな会場の隅々まで試合の迫力を伝える自信はありますか?
「そんなこと考えてなかった(笑)。いつも通りに行こうと思っていました。俺にそれ以上のものを求められても困るけれど、面白い試合をするだけですね。激しいから面白いと思いますよ。ヒジで切られたくはないので、切られないように行きます」
ーー総合の試合に負けたくない?
「そういう試合になるでしょうね」
ーー凄い自信ですね!
「でも………」
山本元気インタビュー内容
■総合のファンが見ても、キックボクシングにもこんなにいい選手が
いるのかって思ってもらえるような試合がしたい
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■羅紗陀との再戦、そして全日本キック四天王への想いを告白
|
|
|