12月30日(木)東京・有明コロシアムで開催されるワールドビクトリーロード『戦極 SOUL OF FIGHT』で藤野恵実(和術慧舟會GODS)と対戦する藤井惠。今年10月の米国格闘技イベント『ベラトールFC』で行われた女子115ポンド級トーナメント決勝戦ではゾイラ・フラウストに敗れ、プロデビュー戦以来続いていた連勝記録は22でストップした。僅か2ヵ月での復帰戦。今、藤井は何を思い、これから何を求め戦うのか。本人を直撃した。(2010年12月24日UP)
PROFILE
藤井 惠(ふじい・めぐみ)
岡山県井原市出身
身長159cm、体重53kg
2004年8月、松本裕美戦で総合格闘技デビュー。
2005年5月、アブダビコンバット女子60kg未満級の準決勝でキーラ・グレイシーに一本負けするも、3位決定戦で一本勝ちし、3位入賞。
2007年5月、アブダビコンバット女子60kg未満級で2大会連続の3位入賞。
2008年9月、立ち技格闘技初挑戦となるシュートボクシングに参戦し、富田美里と対戦する。
2009年2月、ADCC世界大会アジア予選女子60kg未満級に出場し、日本代表に選ばれる。
2010年8月12日、ベラトールの女子115ポンド級トーナメント一回戦ではカーラ・エスパルザに一本勝ち。9月30日の準決勝でもリサ・ワードに一本勝ち。10月28日の決勝でゾイラ・フラウストに1-2の判定負け。初黒星となりデビュー以来の連勝記録が22でストップ。
総合格闘技戦績:23戦22勝1敗
AACC所属
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■試合間隔は2ヵ月。藤井が年末に戦う理由
――10月28日のベラトールでの試合から約2ヵ月。まさか藤井選手の復帰戦をこんな短い期間で見られることにビックリしました。いつぐらいにオファーがあったんですか?
「12月に入ったぐらいだったと思います。少しずつ話をいただいていって、正式にオファーをいただいたのは最近でした」
――年末に戦極という大きな舞台で、通常のSRCの試合だけではなく、キックや道衣マッチ、女子格闘技の試合が行われることはご存知だったんですか?
「それは知っていました。女子格闘技の試合を何試合か組んでいただけるということだったので、自分が出る出ないは別にして、女子の試合が組んでもらえ皆さんに見てもらえることはいいなと思いました」
――ご自身の中で出場したいという思いはありましたか?
「試合をしたいとは思っていましたが、休みたいという気持ちもありましたね(笑)。でも、こういうチャンスをSRCさんが作ってくださったので、もしオファーをいただいたら絶対に出たいとは思っていました」
――試合が決まったことで調整とか色んな面で大変だとは思いますが、例年だと年末のこの時期は何をされているんですか?
「練習はしていますが、道場のみんなとクリスマス、忘年会シーズンですね。それが終わったら以前は東京に残って格闘技の大会を観ることもあったのですが、最近は実家の岡山に帰っています」
――それでは、両親も娘が戻ってこないので寂しい年末を送られるんじゃないですか。
「でも、母親はこっちに来るみたいなことを言っていました。アメリカの試合の時も来てくれて、母に『年末に試合をするかも』と伝えたら、『じゃあ行こうかな。年末で仕事も落ち着くし』みたいに言っていましたから。だからいいところを見せないといけないですね」
――今回の対戦相手は藤野恵実選手に決まりましたが、対戦相手の候補は何人かいたんでしょうか?
「何人か候補を出していただいたのですが、体重や条件面で合いませんでした。最終的に藤野選手になりました。初めから言ってもらえれば、藤野選手ですぐに決めていたんですけどね。藤野選手は11月にヴァルキリーで試合があったので調整が難しかったようです。初めは外国人選手の名前も挙がっていたのですが……
藤井惠インタビュー内容
■試合間隔は2ヵ月。藤井が年末に戦う理由
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■ベラトールで初黒星。体のダメージではなく、「心の痛さがありました」
■藤井の来年の目標とは!? 意外な答えが……
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