2008年11月30日、J-NETWORKスーパーフェザー級チャンピオンとなり、J-NETを背負って行く存在として期待された“きむたか”こと木村天鮮（きむら・たかあき）。しかし、2010年10月10日の試合を最後にしばらくリングには上がっていない。きむたかに何があったのか!?。（2011年2月17日up）

■本当はもう辞めようかとも思ったんですけれど……

ーー昨年10月10日にスーパーフェザー級王座を防衛して以降、試合に出ていませんね。

「仕事が忙しいのとモチベーションの低下が重なったって感じですかね」

ーーブログも2月5日に辞めてしまいました。こちらもモチベーションの低下ですか？

「ブログはもう飽きちゃいました（笑）」

ーー防衛に成功して気が抜けてしまったんでしょうか。

「目標が見当たらないんです。でも、またやらなければって思っています」

ーー練習は続けているんですか？

「ちらほらはやっています」

ーー去年は4戦でしたが、一昨年まではけっこうなハイペースで試合を消化していました。

「あの頃は楽しかったですね。その後、仕事を始めたのもあって試合数が減ってしまったんです。本当はもっとやりたいんですが、職場的にも試合がしにくい状態でして」

ーーお堅いご職業なんですか？

「産廃業者なので全然お堅くはないんですが、仕事がけっこう忙しい時に、練習があるから自分だけ早上がりさせて下さいとは言いにくいんです。それが半分以上の理由です」

ーー引退するわけでありませんよね!?

「本当はもう辞めようかとも思ったんですけれど、最近また火が付いてきました。2月13日のKrushでTaCa君が勝ったりしたのが刺激になって、またやりたいなと思っています」

ーー試合会場には足を運んでいるんですか？

「はい。ちょくちょく行かせていただいています」

ーーその一歩引いた立場でご覧になるJ-NETWORKは、どういう風に感じましたか？

「一歩引いてみると……やっぱりちょっと弱いので、頑張らないといけないと思います」

ーー確かに他団体の選手に対して、分が悪いですよね。戦績が気になりますか？

「気になりますね。自分も他人のことは言えないんですけれど（笑）。もうちょっと何とかしたい気持ちはあります」

ーーチャンピオンになった時に「これからは“きむたか”の時代だ」と宣言しましたからね。

「……はい（笑）」

ーーでも、2009年11月の羅紗陀（当時のリングネームは赤十字竜）戦では接戦を演じているじゃないですか。判定負けしましたが、あの試合は木村選手の評価を下げるものではありませんでしたよ。

「あの時は向こうが警戒しすぎていた部分があったと思います。でも、あの試合は楽しかったですね」

ーー他団体に挑戦したい気持ちが強いですか？

「そうですね。強い人とやりたいです。自分の限界を知りたいですね。かと言ってタイ人だと強すぎるので（笑）。特にナオキック選手（石川直生）とやりたいです。なぜかと言うと…………