2月27日(日)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 74』にて、“RISEの絶対王者”と呼ばれる板橋寛(スクランブル渋谷)の保持するRISEスーパーフェザー級タイトルに挑戦する小宮山。待ちに待ったタイトルマッチ実現を前に、小宮山の空手家としての血が騒ぐ。(2011年2月21日up)
PROFILE
小宮山工介(こみやま・こうすけ)
1986年12月16日、長野県出身
身長171cm、体重60kg
幼稚園の年中時代から始めた空手(父親が道場主)で
計60回以上の優勝を果たして天才空手少年と呼ばれる
一時期は極真会館総本部に所属して2005年と2006年の
全日本ウェイト制大会で連続ベスト8入り
2007年9月16日「KAMINARIMON CLIMAX’07」60kg級トーナメント優勝&MVP獲得
同年12月16日、21歳の誕生日にR.I.S.E.でプロデビュー
2008年8月30日、新人王戦の「RISING ROOKIES CUP」60kg級で優勝
同年11月30日にはM-1スーパーフェザー級王者を破る
2010年3月27日、K-1 WORLD MAXに初参戦、村浜TAKE HEROにTKO勝ち
戦績:13勝(8KO)2敗
北斗会館所属 |
■菊野克紀選手のように試合を楽しんでやりたい
――いま総合では菊野克紀という極真空手出身の選手が三日月蹴りを使って話題になっていますが、ご存知ですか?
「知っています。僕は空手時代の菊野選手のことは知らなかったのですが、総合の試合を2回ぐらい見て参考になりました。だけど、僕は菊野選手と全く同じ蹴りはやらないです」
――菊野選手の活躍を見て、空手技の有効性を再確認したという気持ちはありますか?
「それはあります。でも、それよりも空手家が活躍してくれるというのは嬉しいですよね。もし菊野選手と戦う機会があったら嬉しいという感覚はなくなりますけれども。
僕は空手を子供の頃からやっていて空手のことが好きですが、空手を10何年もやっていると楽しめなくなりました。多分、菊野選手は楽しんでやっていますよね。だから結果に表れているんじゃないでしょうか。
僕も今回は楽しみながら試合をやろうと思います。辛い時間は長く感じるじゃないですか。楽しい時間が過ぎるのは早いものなので、どうせやるんだったら楽しんでやりたいですね」
――RISEの試合で空手技をうまく使いこなすコツとはどういうものですか?
「空手、キックボクシングとは思わないで、空手の選手が普通にリングに上がって戦えばコツはいらないと思います」
――空手技を使う時に気をつけていることは何ですか?
「空手技を使おうと思って100%中100%の攻撃を出そうとすると、防御力は0%になります。だから空手技を使おうという意識を持ちながらも、相手はこう来るんじゃないかという危険察知能力を頭に入れておいた方がいいと思います」
――キックボクシングの技と空手の技、違いをあげるとどういうことがありますか?
「例えば、青色と黄色の違いは何ですか? と聞かれたら困りますよね。青色は青色だし、黄色は黄色なんです。色というくくりは同じですが、違うことと同じです。そういう質問されても、空手とキックではルールが違うから困っちゃいますね(笑)」
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