2月27日(日)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 74』で九島亮(ヌンサヤーム)と対戦する佐藤。2009年7月にJ-NETWORKフェザー級王座を獲得すると、昨年はWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者の国崇を下す金星を挙げた。リング内をグルグルとサークリングし、変則的なフォームからパンチを打つスタイルはまさにトリッキー。佐藤のスタイルはどのようにして作られたのか? そしてRISE参戦における佐藤の目標とは?(2011年2月25日)
PROFILE
佐藤政人(さとう・まさと)
1976年3月8日、東京都出身
身長169cm、試合体重57.15kg(フェザー級)
2004年12月5日、J-NETWORKでプロデビュー
2009年3月15日、元J-NETWORKフライ級王者・藤鬥嘩裟に判定勝利
同年7月17日、J-NETWORKフェザー級王座決定戦で清川祐弥に判定勝利し、タイトルを獲得
2010年5月9日、NJKFに参戦し、WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者・国崇に判定勝利
同年8月22日、長嶋大樹と引き分けて王座を初防衛
戦績:17戦9勝(1KO)6敗2分
J-NETWORKフェザー級王者
フォルティス渋谷所属 |
■中須賀戦の敗北があったからこそ掴んだ国崇戦の金星
ーーJ-NETWORK(以下、J-NET)の現役王者としてRISEに参戦することが決まりました。対戦相手の九島選手にはどんな印象を持っていますか?
「正統派で綺麗なスタイルの選手ですよね。自分とは違うタイプでうらやましいです(笑)。今回の試合が決まるまで、特に見たことはなかったのですが、僕のトレーナーと九島選手のトレーナーが先輩後輩の仲らしいので、どういう選手かは頭に入っています」
ーー正統派な九島選手に対して佐藤選手はどんな試合をして対抗しようと考えていますか?
「いつも自分はあまり対戦相手の攻略を考える方ではありません。それよりもいかに自分の力を出せるかということを意識して試合をしています。それは次の試合でも変わらず、前回の自分よりも今回の自分がより強くなっているように、そのことだけを考えて試合をしたいと思っています」
ーー今回の試合が佐藤選手の今年初めての試合ですが、2010年はどんな1年でしたか?
「3試合やって1勝1敗1分だったんですよね。最初に中須賀芳徳選手に負けて、国崇選手に勝って、J-NETのタイトルマッチで長嶋大樹選手と引き分けて。一番印象に残っているのは中須賀選手とやった試合ですかね。中須賀選手は僕と試合をする前に山本真弘選手と試合をしていて、名前も売れていたじゃないですか。 そういう名前がある選手を相手に自分がどこまでやれるかという気持ちで試合をしました。実際に中須賀選手はとても強かったのですが、届かない距離にいる選手ではないと思ったし、それが次の国崇戦の勝利につながったのかもしれません」
ーー佐藤選手にとっては国崇選手に勝利したことがとても大きなものだと思うのですが、改めて振り返ってみてどんな試合でしたか?
「試合中は無我夢中にやっていたのであまり覚えていません(笑)。自分の勝ちが告げられて『ああ…勝ったんだ』と思ったくらいです。逆に周りの方が『あの国崇に勝った!』と盛り上がっていて、試合が終わって少しずつ実感が出てきた感じです」
■右利きなのにサウスポー!?注意されながら確立したファイトスタイル
ーー佐藤選手はどういったきっかけでキックボクシングを始めたのですか?
「学生時代はサッカーや野球もやっていたのですが、特にスポーツが出来たわけじゃないんですよ(笑)。それで23歳くらいの頃にキックボクシングをやってみたいなと思って、インターネットでジムを探して入会しました」
ーー佐藤選手はリング内を目いっぱい動き回って、変則的なフォームからパンチを打つスタイルで、一般的なキックボクシングのスタイルと違ってかなり独特だと思うのですが、あのスタイルはどうやって作られたのですか?
「…………」
佐藤政人インタビュー内容
■中須賀戦の敗北があったからこそ掴んだ国崇戦の金星
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■右利きなのにサウスポー!?注意されながら確立したファイトスタイル
■「せっかくRISEさんに参戦させてもらえるので…」
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