3月19日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush初代王座決定トーナメント 〜Triple Final Round〜』−63kg初代王座決定トーナメント準決勝で才賀紀左衛門と対戦する梶原。全日本キック時代から名勝負こそ繰り広げるものの、タイトルやベルトといった称号を手にすることはなかった。Krush初代王座はそんな梶原が迎えた一世一代のチャンス。梶原がKrush、そしてベルトへの熱い想いを語った(2011年3月11日UP)
PROFILE
梶原龍児(かじわら・りゅうじ)
1976年12月9日、東京都出身
プロボクサーとして活躍した後、2003年からキックボクシングに転向
2004年2月11日、RISEのリングでプロデビュー
2006年5月17日、J-NETWORKライト級王座決定戦で小宮由紀博を下し、同王座を獲得
2007年6月13日、西山誠人を下してWFCA世界ライト級王者となる
同年8月25日、全日本キック「Kick Returnトーナメント 1回戦」では前田尚紀と格闘技史上最高峰と称される壮絶な死闘を演じる
2009年7月24日、Krushライト級グランプリ2009準々決勝で"狂拳"竹内裕二に判定負け
2010年8月14日、「Krush.9」で石川直生から2度のダウンを奪い判定勝利
2011年1月9日、Krush−63kg初代王座決定トーナメント1回戦でTaCaに判定勝利し、準決勝に進出
戦績:27戦17勝(6KO)9敗1分
WFCA世界ライト級王者
元J-NETWORKライト級王者
チームドラゴン所属
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■新トレーニングとボクシングジムの出稽古「ギラギラしていた頃を思い出す」
ーー試合まであと10日ですが、梶原選手自身の仕上がりはいかがですか?
「仕上がりはめちゃめちゃいいですよ。怖いくらいに調子がいいので、過信しないように気をつけています」
ーーそれは何か新しい練習を取り入れたからなんですか?
「1月の試合前から、週1ペースでラダー(※なわのはしご)などを使った身体的なトレーニングをやっています。僕もキャリアを重ねてきて、反応が遅くなっていた時期があったんですよ。でもそういったトレーニングをやることで反応が早くなり、相手の動きの先を読めるようになって、昔の感覚が戻ってきていますね」
ーージムワークとは違う練習ですが、内容はハードですか?
「ラダーを走ったり、サーキット形式で体の各部位を自重トレーニングで鍛えるのですが、むちゃくちゃキツイですね(苦笑)」
ーー公開練習ではボクシングジムのスパーリングで手応えがあったことを話されていましたが、実戦的な動きでもその効果は現れていますか?
「そうですね。去年の11月からはスパーリング相手が全て日本ランカーで、若手もベテランもいるし、ファイタータイプもボクサータイプもいる。そういう相手とスパーリングを続けていて、ボクサーとスパーリングをすると殺気が戻ってくるんですよ。昨日もうちの若手をジムに連れて行ったんですけど、『殺気が違う』ってカルチャーショックを受けてました」
ーー新しい練習を取り入れて、刺激のあるスパーリングを続けていると、肉体的にも精神的にも研ぎ澄まされていくのでしょうか?
「昔のギラギラしていた頃を思い出しますね。やっぱり競技生活が長くなると、道場で地位が出来て後輩も増えるんで、自分の尖っている部分がなくなってくるんです。でもそれがまた尖ってきて、広がりを見せてます。練習ももちろんですけど、この環境が僕を強くしてくれていますね」
■才賀紀左衛門と戦う心境、そしてKrush初代王者へのこだわりとは?
ーー次の試合で対戦する才賀紀左衛門選手とはいつか戦うかもしれないという予感はありました?
「ありましたね…
梶原龍児インタビュー内容
■新トレーニングとボクシングの出稽古「ギラギラしていた頃を思い出す」
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■才賀紀左衛門と戦う心境、そしてKrush初代王者へのこだわりとは?
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