4月17日(日)東京・後楽園ホールで行われる『TITANS NEOS IX』にてダニロ・ザノリニと対戦する日菜太。当初発表されていたヨーロッパの強豪モハメド・カマルとの対戦は、カマルの欠場により消滅したが、日菜太は集中を切らすことなく、厳しい練習を続けている。日菜太がザノリニ戦への意気込み、そして海外進出、あの日本人選手への想いを語った(2011年4月12日UP)
PROFILE
日菜太(ひなた)
本名:渡辺日菜太
1986年8月26日(24歳)、神奈川県出身
身長181cm、体重70kg
高校時代はサッカー部に所属、高校在学中に
湘南格闘クラブに入門。キックボクシングを始める
2005年6月19日、RISEディファ有明大会でプロデビュー
2008年7月4日、RISE初代王者決定戦で龍二を判定で下し、RISE-70kg初代王者に輝いた
2009年2月23日、K-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメントに初参戦
これまでHAYATO、城戸康裕、山本優弥、マイク・ザンビディスなどを撃破
2010年7月31日、RISE後楽園大会で2008年K-1 WORLD MAX世界トーナメント準優勝アルトゥール・キシェンコにKO勝利
湘南格闘クラブ所属
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■フィジカル強化はレスリング&相撲!
ーー当初、モハメド・カマルとの対戦が予定されていましたが、カマルが欠場となってしまいました。率直に最初にその話を聞いた時はどう感じましたか?
「すごく残念な気持ちになりました。僕はカマルと戦ってショータイムに挑戦するということを考えていたので、正直モチベーションは下がりました。でも会長と内藤(堅志=フィジカルトレーナー)先生がそんなことを感じさせないような厳しい練習をさせるので、今まで以上に練習量は多いですし、対戦相手が変わったからと言ってつまらない試合をするようなことはないと思っています」
ーーでは気持ちはもう切り替わっていると言ってもいいですか?
「はい。世の中がこういう状況で、3月に試合を予定していた選手は試合そのものがなくなったり、1カ月以上も先延ばしになったりしているじゃないですか。そこで対戦相手が変わっただけで、予定通りに大会があって、試合を組んでもらえたということは、ある意味ラッキーだったのかなとも思います。今回の試合に向けてたくさん新しい技も練習しているし、フィジカルもすごく強くなっているんですよ。だから自分がどんな試合が出来るのかを試せると思います」
ーー先ほど少し練習を見させてもらったのですが、かなり体つきが良くなりましたよね。
「体の強さは昔の僕よりもかなり上がっていると思うし、この身長でこの体の大きさは他の日本人選手にはないものだと思っています」
ーー具体的にはどういったフィジカル強化の練習をされているんですか?
「僕が飽きないように色々なものをやっています。最近ではレスリングの差しや相撲、バービースクワットをやっているんですよ。そういう人間を相手にした押し合いをやるようになってから、すごく上半身の筋肉がついて目に見えて体が変わってきました」
ーーレスリングや相撲の練習は直接的にキックボクシングとは関係ないものに見えるのですが、練習でその効果を感じることはありますか?
「もともと僕はガンガン前に出るタイプじゃなくて、相手が打ってきたらそれをかわすというスタイルじゃないですか。でも1月のオ・デュソク戦では完全に蹴りで相手を下がらせることが出来たんですよ。だから今回もあの時と同じように戦いたいなと思います。僕が自分からプレッシャーをかけて、相手が出てくればそれをかわす。リスクを少なく相手を圧倒するという戦い方で、完全に試合を支配したいです」
日菜太インタビュー内容
■フィジカル強化はレスリング&相撲!
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■ザノリニ戦で日菜太が自らに課すハードルとは?
■海外進出の野望、そしてあの日本人選手に言っておきたいこと
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