5月24日(火)東京・後楽園ホールで開催される、初代タイガーマスクであり、掣圏真陰流興義館総監・佐山サトルが創建した新武道『武道 掣圏』第一回武術大会で若翔洋と対戦する桜木裕司。“2回場外に落ちると負け”という過酷なルールで元力士を相手に桜木はどう戦うのか。そして、この一戦の意味とは……。(2011年5月19日UP)
PROFILE
桜木裕司(さくらぎ・ゆうじ)
1977年7月20日、宮崎県出身
身長180cm、体重93kg
2007年5月26日、「WAFC世界パンクラチオン大会」8人参加無差別級トーナメントで3位入賞。
2009年9月13日、「新☆四角いジャングル」と天承山から反則勝ちし、UKFキック・インターナショナル・ヘビー級王者となる。
2009年10月17日、ロシアで開催のWAFC主催のパンクラチオン大会「第2回パンチリーグ」のパンクラチオン無差別級タイトルマッチでガジエフ・アワウディンからKO勝ちを収め、王座を獲得した。
掣圏会館所属
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■「僕にとっては厳しいルールですが……」若翔洋戦を前に想うこと
――現在のコンディションはいかがですか?
「バッチリです。後は試合を待つだけですね。大会まで残り2週間ちょっとあるので、その間にもっと仕上げるだけです(インタビューは5月12日の会見後に収録)」
――昨年10月に行われた武道掣圏の第零回大会では、模範試合や審判で参加されていた桜木選手ですが、今回はメインに抜擢されました。
「そうですね。現役選手の中で佐山先生に就いている選手では、僕が一番長いです。今回は10何年間学んできたものの集大成。佐山先生が辿り着いた一番いい形が武道掣圏であり、その第1回大会に出たいなとは思っていました。
正八角形リング(囲むロープはなし)で試合場から落ちても一本という掣圏ルールでの理想の形というのは大相撲だと思うんですよ。今回の自分の相手である大相撲出身の若翔洋が有利と思われている中、“小よく大を制す”というのは武道の真髄でもあるので、そこを見せたいですね」
――資料によると、桜木選手は93kg、若翔洋は150kgと、60kg近くの体重差がある戦いとなりました。今までにここまで体重差のあった試合はありましたか?
「ないですね。2月25日にDEEPのリングで対戦した田澤(和久)君は120kgぐらいでした。あの試合後に、田澤君は掣圏の道場に来るようになり、練習に付き合ってもらっているのでいい練習が出来ています。リングの中だと体重差は問題ないと思うのですが、今回は八角形のリングで2回も場外に落とされると負けてしまいます。
3秒の抑え込み2回で負けてしまうので、僕にとっては厳しいルールですが、今回の試合は僕の集大成でもあるので、そこを乗り越えることに意義はあるのかなと思います」
――元力士だけに押し出しで一気に勝負に出ることも考えられますが、何か対策は考えていますか?
「そうですね。技術うんぬんの前に、一度ガンと来たら押し出される可能性はあります。でも、 ……
桜木裕司インタビュー内容
■「僕にとっては厳しいルールですが……」若翔洋戦を前に想うこと
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■メインに抜擢され、お客さんに見てもらいたい部分とは!?
■桜木が無差別級で戦い続ける理由「目黒ジムの会長から『ミドル級に落とせ』と言われたが…」
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