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 6月24日(金)東京・後楽園ホールで開催される『FIGHT FOR JAPAN 10th Anniversary DEEP 54 IMPACT』の見どころを始めとして、佐伯繁DEEP代表がGBR読者から寄せられた質問に答えます! 「DEEPが以前のK-1のように大きくなれませんか?」「下半期はどんなアイデアを考えていますか?」「ぶっちゃけ、UFCのことをどう思っていますか?」など、佐伯代表はどう答える?(2011年6月17日UP)

PROFILE
佐伯繁(さえき・しげる)
1969年6月24日生まれ
富山県出身
雑誌カメラマンを経て、出版社を創業
プロレスのプロモーターなどをやりつつ、
2001年1月にDEEPを名古屋で旗揚げした
DEEP事務局代表

■長南は“やってしまう”可能性が高いです

Q.1
6月24日のDEEP後楽園大会に行くかどうか迷っています。見どころを教えてください。それで面白そうだったら見に行きます〜。

A.1
  まずDEEPライトヘビー級タイトルマッチでしょう。本当は中西良行(Team M.A.D/王者)を世界に通用する数少ない日本人ミドル級ファイターとして持ち上げて行きたかったのに、ミドル級に挑戦してコケちゃったじゃないですか(2011年2月25日、桜井隆多戦で一本負け)。本当はあの試合に勝ったらライトヘビー級のベルトは返上する予定だったんです。

 それで負けたことにより、急遽、防衛戦を組むことになりました。ベルナール・アッカ(コートジボアール/挑戦者)選手も王座決定トーナメントにはリザーブマッチにしか出られなかったので、実績もあるし挑戦者にふさわしいかなと。年齢的(39歳)にもタイトルマッチは最後だと思うし、彼の母国コートジボアールも内戦があるので、意味の深い戦いになると思います。

 次にバンタム級の王座決定戦。今『DREAM』でやってるバンタム級トーナメントで、決勝戦まで行った今成正和に完勝している中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)が出てくることで、バンタム級の大きな流れを作ると思います。そのアイアンと、DREAMバンタム級トーナメントでは大沢ケンジ選手に僅差で敗れた大塚隆史が勝負する。

 アイアンが勝てばバンタム級最強説になるだろうし、大塚が勝てばDREAMでの負けを取り戻せる。今後の日本バンタム級のことを考えたら、アイアンという存在は大きいんじゃないですか。

 約3年ぶりの出場になる横田一則(GRABAKA)はフェザー級に階級を落としましたが、昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)はラクな相手ではないですよ。横田がどういう動きを見せるか。昇侍はDEEPで定期的に試合をやってだいぶ形が出来ていると思う。これは絶対に面白い試合になりますよ!

 そして、長南亮(Team M.A.D)の復帰戦があります。そこで岩瀬茂俊(T-BLOOD)が相手というのは、僕は一番やっちゃいけないと思うんですよ(笑)。長南は岩瀬みたいなタイプは苦手だと思います。それを長南がどう料理するかなんだけれど、僕は長南危うしだと思っています。あえて岩瀬とやりたいと言ってきたのは長南の方ですが、“やってしまう”可能性が高いです。今の長南の実力が分かる試合になるでしょう。

Q.2
  DEEPのメガトン級というのはどこから出てきた発想なんですか? それと、今度はどういう方向へ向かって行くんですか?

A.2
  ヘビー級っていうのはアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとかエメリヤーエンコ・ヒョードルとか、そういう選手たちのことを言うんですよ。メガトンは強さだけを求めるのではなく、迫力や分かりやすい試合を求めているジャンルなんです。そこがヘビー級とは違う。

 でも最近はそのコンセプトからちょっとズレてきて、本物志向になってきてしまっています(笑)。初代メガトン級王者の川口雄介(BLUE DOG)が『DREAM』でジェームズ・トンプソンに勝ってしまい、メガトンが世界に通用することが証明されてしまいましたからね。

 第2代王者の田澤和久(THUG LIFE香和)も強いし、6・24後楽園ホール大会に出るどすこい羅頭魔勢(らずまぜ/フリー)がちょっとマトモじゃない(笑)。身体はメガトンという大きさでありながら、これからは世界に通用するファイターが生まれてくるんじゃないですかね。

 6・24後楽園ホール大会で誠悟(TEAM東京CLUTCH)と羅頭魔勢がぶつかる瞬間は、盛り上がると思いますよ。その勝者が8月に田澤とやるのでこれも迫力あるだろうし、他にもまだ川口とシュレック関根がいますからね。こういう試合が一つは興行に入ってこないと、きついと思いますよ。大きい選手の試合は興行のアクセントになります。

Q.3
『DREAM』のバンタム級トーナメントは、今成正和選手と所英男選手のどちらが優勝すると思いますか?

A.3
  それは難しい質問だけれど……今成だと思います。今成は前に出てくる相手が苦手で、所君も前に出てくるけれど動いてくれるタイプなのでやりやすいと思います。所君はいい試合をしようと思って試合を動かしてくると思うので、そうなれば今成のツボにはまります。

■近いうち、ビッグマッチを開催するのでもう会場は抑えてある

Q.4
  K-1が規模を縮小している感じですが、DEEPは大丈夫ですか? DEEPが以前のK-1のように大きくなれませんか?

A.4
  DEEPは縮小していませんよ! 選手の経費がどんどんかかっています。おかげさまで選手もスポンサーも増えてきているので、その心配はご無用です。

 K-1のように大きくなれませんかとの質問ですが、ぶっちゃけ……


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佐伯繁インタビュー内容
■長南は“やってしまう”可能性が高いです
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■近いうち、ビッグマッチを開催するのでもう会場は抑えてある


 

    

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