7月9日(土)東京・新宿FACEで開催される『女子総合格闘技ジュエルス 15th RING』にて、長野美香(CORE)と対戦する藤井惠(AACC)。アメリカ合衆国の総合格闘技イベント「Bellator(ベラトール)」での戦いを経て、約2年ぶりにホームリング復帰戦を迎える。未だに女子格闘技でトップにい続けられる理由、日本人選手に対しての思い、様々なことを語った。(2011年7月8日UP)
PROFILE
藤井 惠(ふじい・めぐみ)
岡山県井原市出身
身長159cm、体重53kg
2004年8月、松本裕美戦で総合格闘技デビュー。
2005年5月、アブダビコンバット女子60kg未満級の準決勝でキーラ・グレイシーに一本負けするも、3位決定戦で一本勝ちし、3位入賞。
2007年5月、アブダビコンバット女子60kg未満級で2大会連続の3位入賞。
2008年9月、立ち技格闘技初挑戦となるシュートボクシングに参戦し、富田美里と対戦する。
2009年2月、ADCC世界大会アジア予選女子60kg未満級に出場し、日本代表に選ばれる。
2010年8月12日、ベラトールの女子115ポンド級トーナメント1回戦ではカーラ・エスパルザに一本勝ち。9月30日の準決勝でもリサ・ワードに一本勝ち。10月28日の決勝でゾイラ・フラウストに1-2の判定負け。初黒星となりデビュー以来の連勝記録が22でストップ。
2010年12月30日、戦極 Soul of Fightで藤野恵実と対戦し、3-0の判定勝ち。
総合格闘技戦績:24戦23勝1敗
AACC所属
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■3年半前に対戦した長野と今の長野の違い
――試合が近づいてきました。今のコンディションはいかがですか?
「先週まで全然疲れが取れず、大変でした。週末に休んだら筋肉の強張りもなくなってきて、体の状態的にはいい感じで仕上がっています」
――今回の試合に向けて特に気を遣って練習していることはありますか。
「特に、というのはないですね。いつもやっている練習メニューで細かく、より精密に動けることを意識してやっています。試合を想定して総合のスパーリングを増やしたりするぐらいです」
――2007年12月26日「スマックガール」のリングで対戦して以来、長野選手との再戦が決まりました。長野選手のデビュー戦の相手が藤井選手だったわけですが、長野選手の当時の印象はどうでしたか?
「レスリングを中京大でやられていて、もちろんフィジカル、メンタル面も強いでしょうし、タックルもうまいだろうなと試合前は思っていたので、そういうことを想定しながら練習していました」
――実際に試合をしたときの印象はどうでしたか?
「すぐにグラウンドの展開になったので、長野さんが得意な組んでからのテイクダウン、タックルを体験出来ませんでした。私が三角絞めを極めたときに全然タップしなかったので、凄く負けん気が強いなという印象を受けました」
――最近の長野選手についてはどのように評価していますか。
「常に一本を取りに行く姿勢で、なおかつしっかり一本が取れて試合を終わらせている部分を見ると、自分のスタイルが出来ています。KO出来る、倒せる、極められる選手というのは、一瞬の隙を突いてくるので、そういう意味では気を抜けないなというのはあります」
――このタイミングで長野選手と対戦することは予想通りでしたか?
「私は全然考えていませんでした。私は夏ぐらいに試合をさせてもらえればという話しかしていませんでしたし、そのときも対戦相手のことを特に言われませんでした。長野さんとの試合のお話をいただいたときも特にビックリはしませんでしたね。いつも長野さんは対戦したい相手として私の名前を出してくれていて、今回の話が出たときに『いいタイミングかな』と思って、やらせてもらうことにしました」
――長野選手は腕十字で一本を取る試合が続いていますが、その面で脅威を感じることはありますか?
「得意な形に入られたら危ないなとは思っています。自分も同じように得意な形を持っているので、油断しなければ大丈夫かなとは思いますが……
藤井惠インタビュー内容
■3年半前に対戦した長野と今の長野の違い
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■「この年になっても自分の成長が少しでもわかるというのは凄くありがたい」
■衝撃の告白「●●がなかったら自分が引退していた……」
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