7月18日(月・祝)東京・後楽園ホールで行われる『SHOOTOR’S LEGACY 03』にて初防衛戦を迎える世界バンタム級王者の漆谷。挑戦者の正城ユウキは過去に逆転負けを喫している相手だが、漆谷の口からは「今はどうやって倒そうかなということしか考えてない」という言葉が飛び出した。フィジカル&走り込みトレーニングも取り入れて、今までで一番練習が出来ているという漆谷が力強く意気込みを語った。(2011年7月12日UP)
PROFILE
漆谷康宏(うるしたに・やすひろ)
1976年9月8日、愛媛県出身
身長165cm、試合体重56kg
2001年1月19日、修斗でプロデビュー
2002年にバンタム級新人王決定トーナメントで優勝を果たす
2003年12月14日、修斗世界バンタム級王座決定戦でマモルに判定負け
2007年3月16日、2度目の世界戦で王者BJと対戦するも、引き分け
2010年5月20日、3度目の世界戦となった神酒龍一との王座決定戦で判定勝利、第3代王座に就く
同年11月19日、王者となった初戦で森卓也にグラウンドパンチでKO勝利した
第3代修斗世界バンタム級王者
総合戦績:28戦18勝4敗6分
和術慧舟會RJW所属
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■フィジカル・スタミナ強化でトータル的にレベルアップ
ーー試合まで2週間を切っていますが、コンディションや仕上がり具合はいかがですか?
「すごくいい感じに来ていると思いますね」
ーー漆谷選手は主にどこで練習されているんですか?
「RJW、大沢(ケンジ)くんのHEARTS、RIKIX、藤本ジムさんでスパーリングをやらせてもらっています。それ以外ではパーソナルトレーナーにウエイトトレーニングを指導してもらって、走り込みの練習も取り入れています」
ーー走り込みは長南亮選手や田中秀弥選手も参加している、通称ニックトレーニングですよね?
「はい。すごくしんどいトレーニングで、僕は基本的に試合前じゃないとやりません。そうじゃないと、あまりに体がしんどくなって、日常生活に支障が出るから(苦笑)。でもその分、効果もすごくて、確実に持久力はアップしています」
ーー今回は漆谷選手にとって初めての防衛戦ですが、今までの試合と心境的に違う部分はありますか?
「同じベルトがかかった試合ですけど、王座決定戦の時とは違いますよね。いい練習が出来て、追い込めていて、それでも気持ちには余裕があるというか…決して相手を舐めているわけじゃないんですけど、ちょっと不思議な気持ちです。はっきり言って、今までで一番練習が出来ているし、すごく手応えがあるんですよ。調子が良すぎて、逆に怖いくらいです」
ーーそれは何か意識して取り組んでいることがあるからですか?
「やっぱりフィジカルが上がったことだと思いますね。前回の試合以上に……
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