8月7日(日)東京・有明コロシアムで行われる「THAI FIGHT EXTREME JAPAN」で、“ムエタイ8冠王”ヨーセングライ・フェアテックス(タイ)と対戦する白須。K-1 WORLD MAXの常連選手として活躍、バット折りローキックでその名を轟かせた彼が1年4カ月ぶりに復帰する。空白の期間、そしてヨーセングライ戦への特別な想いを告白。(2011年8月3日UP)
PROFILE
白須康仁(しらす・やすひと)
1980年4月24日、千葉県木更津市出身
身長170cm、体重70kg
2001年11月3日、MA日本キックボクシング連盟でプロデビュー
2003年11月24日、7戦目でMA日本ウェルター級王座を獲得
2006年6月30日、K-1 WORLD MAXに初出場。リザーブファイトで勝利
同年12月3日、NJKFの笛吹丈太郎を破りWMAF世界スーパーウェルター級王座に就く
2008年3月9日、クンタップ・ウィラサクレックにTKO勝ち
2009年11月22日、龍二とK-1MAX出場者決定戦を争うも敗れる
キングビースト所属
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■ヨーセングライとはどうしてもやりたかった
ーー試合は2010年4月7日にRISEでオ・デュソクと戦って以来になりますね。なぜ1年4カ月も空いてしまったのでしょうか?
「オ・デュソク戦でかなり酷い怪我をしてしまい、その治療に時間がかかってしまいました」
ーー練習はいつ頃から再開されたんですか?
「本格的に始めたのは5月くらいからです」
ーー長期間休んでいる間はどういうお気持ちでしたか?
「早く試合がしたくてムズムズしていました」
ーー焦りもありましたか?
「年齢も年齢なので(31歳)焦りはありました。しっかり治して、早く試合がしたいって思ってましたね」
ーー白須選手はK-1MAXの常連ですが、去年の若手が活躍したMAXを見てどう思っていましたか?
「やっぱりムズムズしていました(笑)」
ーーTHAI FIGHTでの復帰戦が決まりましたが、ヒジありルールは2008年10月5日のユー・ヤングロック戦(WMAF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ)以来になりますよね?
「そうです。けっこう前になりますね。自分、K-1ルールの試合が多いんですが、ヒジありもけっこう好きなんですよ」
ーーヒジ打ちは得意でしたよね。
「いやあ、得意とまでは言いませんが好きです。首相撲からのヒジって面白いんですよ。いつ何が来るか分からないっていうのがスリリングで」
ーー復帰戦の舞台としてTHAI FIGHTを選んだのはなぜですか?
「対戦相手がヨーセングライ選手だというのが一番の理由です。K-1に出たことがあるじゃないですか(2006年6月30日にオープニングファイトでカマル・エル・アムラーニと対戦してダウンを奪っての判定勝ち)。あの時に初めて見たんですが、それからずっと“スゲェな、1回やりたいな”って思っていたんです。
実はM-1でクンタップ選手と2度目に対戦した時、倒して勝ったらヨーセングライ選手と対戦できるチャンスをくれるというような話があったんですよ。それでKOで勝って、何度か話はあったんですが、向こうの試合が決まっていたり、僕の方がK-1のリザーブマッチが決まっていたりと、なかなか縁がなくて。3回くらい流れているんです」
ーーそうだったんですか。
「だから今回の話が来た時に、どうしてもやりたかったので二つ返事でOKしました」
ーー3年越しの想いだったんですね。なぜそこまでヨーセングライ戦に魅力を感じていたんですか?
「それは…………
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