9月11日(日)東京・ディファ有明で開催される「M-1 FAIRTEX ムエタイチャレンジ『RAORAK MUAY vol.3』」にて、ウティデート・ルークプラパート(タイ/ルンピニースタジアム認定フェザー級3位、2008年ムエタイMVP)と対戦する梅野源治。この一戦に勝利すれば、ルンピニーランキング入りだけでなく、あるビッグチャンス到来の話も!? 日本人初の偉業に向けてカウントダウンは始まった!(2011年9月9日UP)
PROFILE
梅野源治(うめの・げんじ)
1988年12月13日、東京都出身
身長178cm、体重57.15kg
2007年11月11日、M-1でプロデビュー
2008年12月21日、ラジャダムナンスタジアムで2RKO勝ち
2010年3月21日、ノラシンに敗れ無敗記録が9でストップ
同年5月8日、ルンピニースタジアムで2RKO勝ち
同年7月19日、裕・センチャイジムに判定勝ちでWPMFスーパーバンタム級王座に就く
同年9月26日、エッガラートKBAに判定勝ちでWBCムエタイ日本同級王座に就く
同年11月14日、コムパヤック・ウィラサクレックに判定勝ちでM-1フェザー級王座に就く
2011年7月18日、ラジャダムナンランカーのカイチョンをローで3RKO
戦績:17戦16勝(7KO)1敗
PHOENIX所属
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■7・18カイチョン・シット・タームサブ戦でローによるKO勝利の裏側
――7月18日REBELSでのカイチョン・シット・タームサブ戦はローキックによるKO勝ちでした。
「そうですね。相手はタイ人なのでミドルを蹴ってポイント差をつけるのは大変ですし、組んでみたら凄くパワーがあってバランスが凄く良かったんです。崩そうとしても全然動かなく、ヒザも力がうまく出ないように組まれるし、ヒジもうまくロックされているから打てませんでした。組みだけで行ったら厳しいなと考えていて、1Rやってみたら凄くローが当たるなと感じました。そうしたらセコンドから『首相撲で行くのは難しい。パンチのフェイントを使ってローで倒せ!』と言われたんです。セコンドの言う通りにやったらKO出来ました」
――試合前から今回はローで行こうという作戦ではなかったんですね。
「それは考えていませんでしたね。でも、いつもみたいに首相撲とヒジばかりで行くと勝てないとはセコンドから言われていました。『パンチ、ロー、ミドル、首相撲、ヒジ、ヒザ全部の技を使え』と言われていて、その中で1〜2Rやってみて、自分のどの技が一番勝っているかをチェックして、それで3Rから攻めていこうと言われてました」
――ブログを拝見したのですが、梅野選手のタイ人トレーナーは試合前に対戦相手のことを聞いても、「マイペンライ(タイ語で問題ないの意味)しか言わない」と書かれていましたね。
「(PHOENIXジムの)加藤(督朗)会長と2人のタイ人トレーナーも相手のことを知っていて、『カイチョンは強いやつともやっている。ランカーにも勝っているから強いよ。タイではメインにも出ていて、蹴り、ヒザも強いぞ』と言っていました。『試合でどうなる?』とオレが聞いたら『大丈夫、面白くなるぞ』というんですよ。さらに『自分は何が勝っている?』と聞いたら、『マイペンライ』しか言わないから、大丈夫かなと思っちゃいましたね(笑)」
――相手と組んで太刀打ち出来ないとわかったときに焦りはありませんでしたか?
「もうオレのレベルになると、組んだ瞬間に相手が強いか弱いかわかるんです。練習では組み相撲ばかりをやってきたわけではなく、パンチ、ロー、ミドル、ロー、首相撲も練習をしていました。日本人選手といえば、パンチ、ローと1つの技しか出来ないやつばかりじゃないですか。それでは勝てないとトレーナーから言われてました。実際に試合中に首相撲で負けても、パンチ、ローと他の技でいけるというのが自分の中ではあったので焦りはありませんでしたね」
――そうだったんですね。梅野選手はローが強いというイメージがなかったので結果には正直驚きました。実際、ローはどういう風に鍛えてきたんですか?
「同じ体重だったら、技の威力というのは圧倒的な差はないと思うんですよ。でも、自分は…
梅野源治インタビュー内容
■7・18カイチョン・シット・タームサブ戦でローによるKO勝利の裏側
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■ウティデートに勝利すればルンピニースタジアムランキング入りだけでなく…
■年末に対戦予定の森井洋介について「本当に時間の無駄」
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