9月23日(金・祝)東京・後楽園ホールで行われる「SHOOTOR’S LEGACY 04」で、約5年2カ月ぶりの修斗凱旋を果たすK太郎。かつて初代環太平洋王者だったK太郎は、現王者の村山暁洋(GUTSMAN・修斗道場)との新旧王者対決に挑むことになったが「僕とは格が違うと思います」とはっきりとその差を口にした(2011年9月16日UP)。
PROFILE
中村K太郎(なかむら・けいたろう)
1984年5月22日、東京都葛飾区出身
2003年12月27日、DEMOLITTIONでプロデビュー
20005年に修斗ミドル級新人王トーナメントで優勝を果たす
2006年7月21日、ロナルド・ジューンに一本勝ちし、初代修斗環太平洋ミドル級王座を獲得
同年12月からUFCに参戦、ブロック・ラーソン、ロバート・エマーソンと対戦
同年9月23日、DREAMでアドリアーノ・マルチンスに判定勝利
2010年6月からSRCウェルター級グランプリシリーズに参戦、
オマール・デ・ラ・クルーズ、和田拓也、Yasubei榎本を下して優勝を果たす
2011年9月23日、村山暁洋との一戦で約5年2カ月ぶりに修斗参戦
身長180cm、体重76kg
初代修斗環太平洋ミドル級王者
SRCウェルター級グランプリシリーズ2010優勝
戦績:21勝4敗2分
和術慧舟會東京本部所属
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■SRCウェルター級グランプリ優勝の鍵はスタイル確立
ーー昨年12月30日の『戦極 Soul of Fight』以来の試合となりましたが、久しぶりの試合を前にして心境はいかがですか?
「やっぱりちょっと緊張していますね。この期間はグラップリングの試合にも出ていなかったので」
ーー少し古い話になってしまいますが、昨年はSRCのウェルター級グランプリで優勝という結果を残しましたが、トーナメントを振り返っていかがでしたか?
「全て一本・KOで勝てて、いい手応えを掴めたと思います。間は空いちゃいましたけど、次の試合でもその勢いに乗ってキッチリ仕留めたいですよね」
ーーK太郎選手自身はどういった部分が、優勝という結果につながったと思っていますか?
「やっぱり総合に対して意識が変わったことですかね。僕はバックチョークが得意なんですけど、いい意味でそれにこだわらず、バックチョークを狙うだけでなくパウンドでダメージを与えたり、そこから他の技で極めることを考えるようになりました」
ーー意識を変えたのには何かきっかけがあったんですか?
「自分で感じていたことでもあるし、岡見(勇信)さんからもよく『お前は総合になるとグラップリングとは動きが違う』と指摘されていました。それまでは総合もグラップリングも違いはないと思っていて、逆にそれで自分の動きが中途半端になっていたんです。でも今は総合は総合として練習するようになったので、そこで変化があったのかもしれません」
ーー個人的にはトーナメントを通じてK太郎選手のファイトスタイルが徐々に確立されていくように見えました。相手をテイクダウンしてダメージを与えることを軸に試合を組み立てるという。
「そうですね。しっかり自分の組みのプレッシャーをかけて戦えば、そこから打撃も当たるし、試合を組み立てやすい。組みになっても必ず自分が上を取って有利に戦おうと思ってやっています」
ーー今年はSRCで試合をする方向で考えていたと思うのですが、なかなか大会のスケジュールが決まらず、SRCそのものが活動休止状態となってしまいました。
「やっぱり試合のスケジュール的にはっきりとしない時期が続いて、ちょっとダラダラしちゃいましたね(苦笑)」
ーーSRC以外の大会に出場しようというプランはあったんですか?
「はい。正式にオファーを受けて、というものではないのですが…
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