11月12日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.13』でイギリスの強豪ダミアン・トライナーと対戦する瀧谷。4月に−55kg初代王者となり、8月のKO-ICHI戦では豪快なKO勝利を収め、大きなインパクトを残した。今回は海外強豪との一戦が組まれた瀧谷だが、王者らしい言葉で試合への意気込みを語った(2011年11月8日UP)
PROFILE
瀧谷渉太(たきや・しょうた)
1989年4月15日、愛知県出身
身長161cm、試合体重55kg
2007年5月3日、K-2 GP第18回全日本新空手道選手権大会で軽量級優勝
同年7月29日、全日本キックボクシング連盟でプロデビュー
2010年12月12日、「Krush−55kg初代王座決定トーナメントRound.1」で匠にKO勝利
2011年4月30日、「Krush−55kg初代王座決定トーナメントFINAL」ではKENJI、日下部竜也を下して優勝を果たす
戦績:22戦18勝4敗
Krush−55kg初代王者
桜塾所属
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■タイ人トレーナーとの練習を開始!「ムエタイをやったことで…」
ーー試合まで残り1週間ですが、今の体調やコンディションはいかがですか?
「いつもと同じですね。体重も問題ないですし、あと1週間で疲れを抜いてバッチリ仕上げていくだけです」
ーー瀧谷選手は普段から55kgくらいなんですよね?
「はい。練習が終わると55kgを切る時もあるくらいで、試合前日に55kgを超えない程度に少し体重を気をつけるくらいです」
ーーほとんどの選手が減量して試合に出ている中で珍しいですね。
「新空手の頃も60kg以下だったし、プロでもバンタム級(53.52kg以下)だったので、減量経験はないです。むしろ体重を増やそうと意識して食べてました(笑)」
ーー瀧谷選手としては体重を気にしながら調整するよりも、ナチュラルウエイトで思い切り練習する方がいいですか?
「減量経験がないので分からない部分もありますが、減量があるとそれに気を取られて、いい練習が出来ない気がするんですよ。だから自分の場合は試合のことだけに集中して練習する方が合っているような気がします」
ーー4月に−55kg初代王者になり、8月にはKO-ICHI選手にKO勝利を収めました。あの試合を振り返っていかがでしたか?
「あっと言う間に終わってしまって、判定までもつれていたら危なかったかもしれません。最初に自分のパンチが当たって、そのままKO出来て良かったなと思います」
ーー王者として迎えた最初の試合ですが、今までとは違う感覚がありましたか?
「そうですね。デビュー戦ではないですけど、ガチガチに緊張してほとんど試合の記憶がなかったです。試合内容も含めて、自分がKrushのチャンピオンとして相応しいのかどうか試された試合だったと思いますし、そういう不安は大きかったです」
ーーなるほど。でも実際の試合では瀧谷選手らしい、そしてKrushらしいアグレッシブな試合・決着になったと思います。あのKOは勝手に体が動いた結果ですか?
「はい。自分からガンガン行って倒す、というのは常に意識していることなので、それが試合で出せたのかなと思います」
ーー瀧谷選手は今年に入ってからタイ人のトレーナーから指導を受けているそうですね。
「僕は普段、愛知で練習をしているんですけど…
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