11月23日(水・祝)TOKYO DOME CITYホールで開催される『RISE 85 〜RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT2011〜』にて、ヨーロッパ最大の立ち技格闘技イベント『IT’S SHOWTIME』で初代61kg級世界王者となったセルジオ・ヴィールセン(スリナム共和国)と対戦する小宮山。過去最強の敵に対し、小宮山が行ったトレーニングとは?(2011年11月16日UP)
PROFILE
小宮山工介(こみやま・こうすけ)
1986年12月16日、長野県出身
身長171cm、体重60kg
幼稚園の年中時代から始めた空手(父親が道場主)で
計60回以上の優勝を果たして天才空手少年と呼ばれる
一時期は極真会館総本部に所属して2005年と2006年の
全日本ウェイト制大会で連続ベスト8入り
2007年9月16日「KAMINARIMON CLIMAX’07」60kg級トーナメント優勝&MVP獲得
同年12月16日、21歳の誕生日にR.I.S.E.でプロデビュー
2008年8月30日、新人王戦の「RISING ROOKIES CUP」60kg級で優勝
同年11月30日にはM-1スーパーフェザー級王者を破る
2010年3月27日、K-1 WORLD MAXに初参戦、村浜TAKE HEROにTKO勝ち
2011年2月27日、板橋寛を破りRISEスーパーフェザー級王座を奪取
戦績:16勝(8KO)2敗
北斗会館所属
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■世界中に小宮山工介の名前を知らしめたい
ーーいよいよ初代IT’S SHOWTIME 61kg級世界王者セルジオ・ヴィールセンとの試合が目前に迫ってきました。どんな印象をお持ちですか?
「山本真弘選手との試合を映像で見たんですが、身体の強さ、身体能力の高さが目に付きました。技術的には僕と似ている部分があると思いますね。例えば左右両方の構えが使い分けられる部分とか、何をやってくるのか分からない選手という印象があります」
ーー過去最強の敵と言ってもいいくらいの相手だと思います。
「強い選手であることは間違いありませんが、そういった意識はあまりないです。僕はこれまでも日本人、韓国人の強い選手とやっているので、その中の一人だと思っています」
ーーヨーロッパ最大の立ち技格闘技イベント『IT’S SHOWTIME』の元チャンピオンであることは意識しませんか?
「IT’S SHOWTIMEは今や立ち技で世界最高峰のイベントですよね。その世界チャンピオンになった選手ですから、そこは意識しています。世界トップクラスにいる選手でしょうね」
ーー60kg級で国内最強の名をほしいままにしていた山本選手に勝っていますからね。今回の試合で間接的に山本選手と比べられることにもなると思うんですが。
「山本真弘選手はもちろん強い選手ですが、日本には小宮山工介がいるんだぞ、日本人にも強い選手がいるんだぞってことを世界に分からせたいですね」
ーーヨーロッパにも自分の名を知らしめたい?
「はい。世界中に知らしめたいと思っています」
ーー7月のRISEで初めてヨーロッパ系の選手(ハムザ・エッサリ)と対戦しましたが、どんな印象を受けましたか?
「まず手足が長く、日本人なら届かない間合いでも伸びてきます。あと気持ちが強かったですね」
ーーそれは神村エリカ選手も言っていましたね。ヨーロッパの選手はなかなか諦めない選手が多い、と。
「それはありました。日本人とはやはり違いますね。骨格の作りとかも違うので、違う種類のパワーを感じます。ちょっとやりづらいというのは正直なところありました」
ーーここ3試合は判定勝ちで、かつての小宮山工介=KOというイメージが薄れていますね。
「最近そうですね。トップレベルになると、どんぐりの背比べではないですけれど実力がそんなに変わらなくなって来るんです。でも僕は今回秘策というか、凄いトレーニングをしてきたので、前回とは違う自分をみんなにお見せ出来るんじゃないかなと思っています」
ーーそれは技術的なものですか、それともフィジカル的なものですか?
「精神的なものです。内部的なものが変わったと思うので、今回はそこを見てもらいたいですね。もちろん、フィジカルや技術も向上していますが、今回は“心”を鍛えたのでそこが自分でも楽しみなんです」
ーー山篭りでもやったんですか?
「はい、山にしばらく行っていました」
ーー本当にやったんですか!?
「本当です…………
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