12月22日(木)東京・後楽園ホールにて開催される「がんばろうニッポン!『2011藤原祭〜冬の陣〜』」のメインイベントで、ついに激突する森井と梅野源治(PHOENIX)。梅野に格下扱いされ、さんざん“口撃”を受けてきた森井だが、「試合で勝てばいい」と冷静そのもの。決戦へ向けて牙を磨いでいる。(2011年12月18日UP)
PROFILE
森井洋介(もりい・ようすけ)
1988年7月30日、長野県出身
2008年2月9日、全日本キックでプロデビュー
デビューから8連勝でフェザー級8位にランクイン
2009年3月14日、K-1ルールの「Krush! Rookies Cup決勝戦」で白濱卓哉に敗れて初黒星
2010年6月6日、コンパヤック・ウィラサクレック(タイ)に判定勝ち
2011年4月10日、長嶋大樹を5RにTKOで破りWPMF日本フェザー級王座獲得
同年10月23日、ルンピニースタジアム認定フェザー級10位クワンエーク・ギャットカムポーンを3RでKOする快挙を達成
軽量級離れしたハードパンチャー
身長170cm、体重57・15〜60kg
戦績:18勝(8KO)1敗2分
藤原ジム所属
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■最後に自分が全部持っていけたらおいしい
ーー梅野戦へ向けてかなりハードな練習をしているそうですね。
「はい。5時間くらいやっています。朝は走って、夕方はジムで4時から9時まで練習しています」
ーー出稽古にも行かれているとお聞きしました。
「藤原ジムの近くにあるウィラサクレックジムに行かせてもらっています」
ーーそれは梅野選手のムエタイスタイル対策ですね?
「そうです。タイ人トレーナーにミットを持ってもらって……ちょっと対策を練っています」
ーー感覚的にはタイ人と試合をやるに近いものがある?
「どっちかと言えばタイ人に近いですね」
ーー相当研究はされましたか?
「相手の倒し技を意識して練習しています。まずは組ませないで自分のペースで試合を運べるように。首相撲で組まれても大丈夫なように普段から練習しています」
ーー森井選手は長身のムエタイ選手とは10月に対戦し、KOしています(ルンピニースタジアム認定フェザー級10位クワンエークを3RでKO)。あの試合は梅野戦を踏まえてもいい経験だったのでは?
「梅野君はクワンエークよりは背が低いですから、より噛み合うと思います。身長が高い相手にそんなに苦手意識はないですよ」
ーー今はどんな心境ですか?
「緊張しています(笑)。因縁とかは関係なく、今は倒して勝ちたいという気持ちだけです。勝負して、いい形で勝ちたいという気持ちが一番大きいですね」
ーー今回の試合はM-1とREBELSの日本人頂上対決なわけですが、その部分での意識の高さはありますか?
「ここで勝ったらデカイな、というのは非常に思っています。今年、梅野君はだいぶ活躍したじゃないですか。最後にそれを自分が全部持っていけたらおいしいですからね。いただきます(笑)」
ーー梅野選手はかなり挑発的な発言を繰り返してきましたが、それについては?
「別に何とも思っていません。勝手に言っててくれという感じですね。気にもならないです。こっちは負けると言われているので、気楽に全て出していけます。逆に向こうの方がプレッシャーを感じているんじゃないですか?」
ーー11月13日のM-1では、梅野選手と乱闘寸前になる騒ぎがありましたね。
「ああ、はい(苦笑)。あれは僕がマイクで喋っているのに向こうがスルーしていて、このままスルーされたらこっちはメンツが立たないと思ったのと、試合もスカされるんじゃないかと思ってマイクを渡せば何か喋るだろうと思ったんです。そうしたらあっちが俺の胸ぐらを押し始めたので、そこから僕もアツくなってしまいましたね」
ーー試合は決定していましたけれど、スルーされるかもしれないと思ったんですね。
「そうですね。自分はマイクパフォーマンスがあるからと呼ばれて会場に行ったんですが、リングに上がってみたらそういう状況ではなかったじゃないですか。あっちは超スルーしているし。“あれ? おかしいな”と思って。それで梅野君に近付いていって“やるんだろ?”と言ったらあんなことになってしまいました」
ーーその時は感情的になりました?
「うーん………
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